2013年8月31日土曜日

8月30日

デイケアセンター研修最終日。
本日のご利用者は8名。

デイケアセンターでの研修は5日間でした。
曜日によってご利用者が変わり、
ご利用者が変わることによって施設の雰囲気も
変わっていった印象がありました。
にぎやかな日もありましたが、本日は静かに時間が過ぎました。

昼食にスウェーデンの伝統料理の「ピッティパンナ」を
ごちそうになりました。
とてもおいしく、お替りしてしまいました。

午後に職員に対して質問タイムがありました。

私はデイケアセンターでご利用者があまりトイレに
行っていないことを疑問に思い、質問しました。
答えとしては重度の方には声かけを意識しておこなって
いるが、その他のご利用者は各々自由に行ってもらっているそうです。

また薬の服薬を見ていないことも伝えると、
薬の服薬介助は正看護師が担当している。
現在昼食後薬を服用しているご利用者は少ないそうです。
(あるご利用者は「薬は嫌いだからあまり飲みたくない」と言っていました)

一つの建物の中にデイケアセンターは複数あり、今回研修でお世話に
なったデイケアセンターは病院で「認知症」と診断されていない方が
利用しているフロアーでした。
同じ建物の中には認知症対応フロアーもありました。

デイケアセンターでの研修はあっという間でした。
職員には皆パワーがあり、もっと個々のアクティブを充実させたいと
意欲的でした。
私もパワーをもらった感じがします。

本日でスウェーデンでの現場研修が終了しました。
後は帰国するのみです。
日本およびスウェーデンで関わった皆様本当にありがとうございました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の研修を生かせるように頑張ります!

 

 

研修19日目

研修内容
09:00  情報共有
09:50  利用者出迎え
10:00  朝食
11:00  散歩、リラックスタイム等
12:00  昼食
14:00  カフェタイム
14:30  利用者見送り

本日は利用者は11名。よくお話される方たちばかりでした。食事、フィーカ、散歩、職員と利用者でディスカッションといった流れでした。ディスカッション中は職員がなるべく全員の入居者が発言できるように配慮されていました。

研修18日目

研修内容
09:00  情報共有
09:50  利用者出迎え
10:00  朝食
11:00  散歩、リラックスタイム等
12:00  昼食
14:00  ビンゴ、カフェタイム
14:30  利用者見送り

水曜日の利用者は月曜日の方とほとんど一緒で、やることもほとんど一緒でした。一日まったりした時間を過ごしました。

下の写真は、デイサービスセンターに置かれている椅子です。前脚部分がローラーになっていて、そんなに力をかけなくても、介助者が机に向かって椅子を押し寄せたり、引き寄せたり、座っている利用者も自分の足を使って容易に移動が可能。見た目にも、介助者にも良い椅子だなと思いました。アテンドでも同様の椅子が使われていました。
 

研修17日目

研修内容
09:00  情報共有
09:50  利用者出迎え
10:00  朝食
11:00  散歩、リラックスタイム等
12:00  昼食
14:00  カフェタイム
15:00  利用者見送り

  朝は先日同様、利用者が来るまでの間、ケア職員と今日のプランを話し合ったり、日本やスウェーデンの文化についてディスカッションしたりして待っていました。
  本日の利用者は10名。お話好きな方が多く、今日は忙しい様子でした。散歩や会話、新聞の事柄についてのディスカッションなど、利用者の方は自由に過ごされていました。中には、ほとんどの時間を休憩室のベッドルームでラジオを聞きながら、過ごされる方もいました。
       
西江

2013年8月30日金曜日

研修16日目

  本日からリンディンゲ市のデイサービスセンターでの研修が始まりました。SQCのビヨンさんに案内してもらい、規模的には、病院かなと思うくらいの建物にたどり着く(以前は特別な老人ホームとして使われていた)。初日の講義で、スウェーデンの病院、老人施設等では、年々ベッド数が減っているという統計をみました。これは、在宅サービスが充実している証拠で、できるだけ在宅で必要なサービスを受けられているような体制であるからとエミルさんは言っていました。私自身、1年間認知症対応型のデイサービス「はじめ」で勤務していたことがあるので、在宅のサービスについてとても興味がありました。

  建物内には、今回研修させていただくグローナルンメットというデイサービスセンター以外にも、小児科クリニック、リハビリセンター、認知症対応型デイサービスと社会的に(独居等で)必要と判断された高齢者の方が利用されるデイサービスセンターがあるとのことでした。私たちが5日間研修するのは、後述のデイサービスセンター(写真)です。定員は12名で、職員は3名(マルガレータさん、シェスティンさん、カリーナさん)体制。挨拶もそこそこに陽気に出迎えて下さいました。

  ケア職員は車に乗って送迎に参加することはなく、送迎専門の職員(写真
)が送り迎えをおこなっているそうです。送迎ドライバーはデイサービスだけの送迎だけでなく、その他、車を必要とするホームヘルプサービスをおこなっているとのこと。サービス利用者が来るまでの間、ケア職員は今日のプランを立てたり、利用者についての申し送りを余裕をもっておこなっていました。

  本日の利用者は5名と少なく、おとなしい方ばかりの曜日。他の方との相性、利用者の性格に合わせて、グループ調整しているとのこと。まず、デイサービスセンターに到着すると、リビングの側のテーブルに置かれた食事(朝食)を自分でお皿に盛り付けて、自分の席へと運ばれていた。こうして、各々席につくと会話しながら、ケア職員が点呼をとっていました(何時に起きたか、体調はどうか等)。このデイサービスで大切にしていることは食事とコミュニケーション。シェスティンさん曰く、食事は、独居になると、認知症に限らず、栄養のことや興味が薄れがちなのでデイサービスを利用することで孤独から解放され、みんなと一緒にバランスのとれた食事をとることが重要だとお話される。

  朝食が終わると、施設に隣接している公園で散歩をしました。近くに花や木などといった癒される空間があり、それを気軽に利用できているところが素晴らしいと思いました。
その後、庭で新聞を読んだりクロスワードをしたりして過ごすと直ぐに昼食の時間。朝食同様、ほぼセルフサービスで盛り付け、席につかれる。昼食後は、ビンゴ(景品つき)をしました。私と瀬川さんが勝ち抜けてしまい…非常に申し訳ない気持ちでした。 楽しい時間もつかの間に利用者は14時30分前に帰り支度をされて、足早に送迎車に乗っていかれました。10時頃に来所されて、14時30分に帰路につく。あっという間でしたが、よく考えると色々やったな…。日本のデイサービスはお風呂の需要が高いが、ここでは入浴はしないという(利用者が尿汚染してしまった場合のためにシャワーを設置している)。デイサービスセンターでは行わず、必要な方はホームヘルプサービスを利用しているという。デイサービスに限らず、他のホームヘルプサービスとうまく組み合わせて在宅支援をおこなっているとのことでした。利用者を見送ったら、ケア職員は、話をしながら、記録、情報共有をしていました。明日はよくお話をされる方が来られるとのことでした。

                                                西江

8月29日

本日のご利用者は9名。
デイケアセンター研修も4日目に入り、
各ご利用者の性格が分かってきました。

顔なじみで無い私がいると残念ながら怖がってしまう
ご利用者がいました。
デイケアセンターの職員が隣に座ると落ち着きました。
午前中は落ち着かない様子でしたが、午後は落ち着いており
一安心です。

午前は朝食、散歩、新聞読み。
午後は昼食後にアクティビティとして「質問タイム」
(私が考えた名称です。正式名称は後日確認します)
職員がカードに書かれた質問をご利用者にして、
ご利用者が自分の体験を語るという形式でした。

参加されたご利用者は生き生きと語っていました。
身振り手振り、なかには歌い始める方も。
体験を語っている間に他のご利用者が同意し、
更に意見を追加することもありました。

進行係の職員も上手いと思いました。

明日でデイケアセンター研修日終了およびスウェーデンでの研修も終了です。
聞き忘れがないように考えをまとめておきます。

本日の昼食にでた「スッパ」です。
100年前から続くスウェーデンの伝統料理だそうです。
塩味がよく効いていました。

2013年8月29日木曜日

8月28日

デイケアセンター研修3日目
1日の流れが徐々にわかってきました。

今日のご利用者は6名
今日も天気が良かったので職員付き添いのもと散歩に行きました。
今日は昨日のルートとは違い、距離は長く、
登り降りもありました。
ご利用者は歩行器でどんどん進んでいきました。

散歩の後は庭で新聞を読みました。
あるご利用者は英語が話せて、日本について色々と質問されました。
ブンネ演奏の2人で1組となってブンネギターを弾いている写真を見ると
驚かれ、感心していました。
職員にも動画はないのか尋ねられました。
準備しておけばよかったです。

デイケアセンターに置いてある歩行器

上り坂を歩行器で進んでいきました

車椅子から立位をとる際に使用している
介助ベルトです。利用者にベルトをしてもらい、
職員は取っ手を掴んでサポートします。

2013年8月28日水曜日

8月27日

デイケアセンターでの研修2日目。
今日の利用者は11名で、そのうち男性のご利用者は6名でした。
研修のデイケアセンターの職員は3名で、ご利用者最大12名を
対応するそうです。

研修先1か所目のグループホームにも当てはまるのですが、
スウェーデンの職員は歌をよく歌います。
今日は「上を向いて歩こう」を歌ってくれました。
私も一緒に日本語で歌いました。
その後本日の職員のはな歌は「上を向いて歩こう」に
なっていました。

午前は庭での散歩に付き添いました。
私は歩行器を使用して歩行しているご利用者は日本よりも姿勢がよいと思いました。
あまり前屈しておらず、背筋をピンと伸ばして歩いていました。
歩行器の構造の問題もあるかもしれません。
後日聞いてみます。

午後は庭にてクイズタイム。
職員がカードに書かれたクイズを読み、ご利用者が答える形式です。
盛り上がっておりました。

庭での散歩。建物の周りを1周できます

午後のアクティブで使用した
クイズカードが入っている箱

クイズカード

2013年8月27日火曜日

8月26日

デイケアセンターでの研修初日です。
1つの建物内に複数のデイケアセンターがある様子です。
ご利用者は9時30分過ぎに車でセンター到着後、朝食を食べていました。
朝食後庭に行き、散歩や日光浴や新聞を読むなど自由に過ごして
おりました。
本日のご利用者のADLは1か所目のグループホームより高い印象が
あります。

リビングにはなんと千羽鶴が飾られていました。
そして職員さんが私たちに折り紙を渡してくれました。
過去に日本の方々が今回のデイケアに来ていたそうです。
日本の方々が書いた色紙も見せていただきました。

昼食後はご利用者と一緒にビンゴ大会。
私がトップで「ビンゴ!」
景品でお菓子を頂いてしまいました。
恐縮です。

ビンゴ大会の後はコーヒータイム。
14時30分に車に乗って帰宅。

私は本日のご利用者は誰も入浴をしていないことに疑問を思って質問しました。
ここのデイサービスでは入浴サービスは実施しておらず、
ご利用者はホームヘルプサービスを利用するそうです。
「デイサービス=入浴がある」 と思っていた自分が恥ずかしかったです。


デイケアセンターのテラス

デイケアセンターのリビング

朝食

ビンゴカード

研修15日目


 本日はアテンド研修最終日。あっという間でした。総括として、エミルさん通訳で施設長のジェニーさん、研修担当のマリアさん、サラさん、瀬川さんと意見交換しました。今回の研修の感想を率直にお伝えしました。豊かな自然と素晴らしい景色の中、ゆったりとした時間を過ごさせて頂いたこと、サラさんの明るさに何度も救われたことについて感謝を述べさせて頂きました。また、3点質問させていただく。

①アテンドではアントノフスキー理論に基づいたケアを行っているか?
❶施設長のジェニーさん曰く、アテンドでは、トレンドとしてセンターパーソンドケアを重視しており、少なからず、アントノフスキーの理論に影響を受けているのかもしれないと説明。基本的には、人がいてその方が何ができるのか、必要なのかを考えているとのこと。

②国際色豊かな職場でいて、問題はないか?
❷入りたての職員は、文化の違い、言語力の異解釈などによって誤解を招き、入居者と職員、職員同士でギクシャクすることはあるが、その都度注意しあって、時間とともに解決できている。

3この仕事をしていて、何を大切にしている
❸センターパーソンドケア。その方にとって必要なケアが行われているかを
重視している。

2013年8月24日土曜日

8月23日

グループホームでの研修最終日となりました。
私の担当者であったマリアさんはじめとして
皆様に大変お世話になりました。
皆英語が苦手な私には簡単な英語で話してくれました。

マリアさんからつらいことがあっても入居者の前では笑顔で、
忙しくても入居者に少しでも長く接してあげることがとても大切だよと
アドバイスされました。

確かにこの3週間マリアさんは現場でトラブルがあっても、
それがなかったかのように入居者の前では明るい様子でいました。
その姿勢が入居者や同僚に安心をもたらしていると思います。
見習っていきたいです。

午後には施設長のジェニーさん、サラさん、マリアさんと意見交換会が
ありました。
私はアントノフスキーの「健康生成論」について聞きました。
ジェニーさんから今のトレンドは「健康生成論」ではなくて、
「パーソンセンタードケア」であるとの事でした。
ジェニーさんは「入居者に自分でできることはなるべくやってもらう」
それがベストであると言われました。

意見交換会のあと入居者と庭でティータイム。
プレゼントとしてジャムも頂き、感動しました。
おもわず泣きそうになりました。

来週からはデイサービスでの研修です。
私はデイサービスでの現場経験がほとんどないです。
頑張ります。
 
担当のマリアさんとツーショット


プレゼントでもらったジャムです。


 

研修14日目

担当 サラさん

7:30~ モーニングケア
12:00~ ランチ
14:00~ カフェタイム

少しずつですが、表情、言調、僅かなボキャブラリーでスウェーデン語の聞き取りができるようになってきました。しかし、返答に悪戦苦闘しております。スウェーデン語でコミュニケーションとれたら、どれだけ楽しめただろうかと思いました。ただ、言葉以外といえば、私の担当のサラさんは傾聴だけでなく、意図的に相手の気持ちに寄り添って表情をつくったり、ジェスチャーをするのがうまい。入居者以外にも家族、職員にとっても太陽のように明るいサラさんに脱帽。コミュニケーション一つをとってもさらに奥深いものを感じました。日本では、オーバーアクションだと思われるかもしれないが、幅広く捉えて、1つ1つの対面をプロ意識をもって大切にしていきたいと思いました。入社して5年目で、多少マンネリ化していた自分に、いいスパイスが混ざりました。私が帰国して日本でいつも以上に笑っていたら、それを笑ってあげてください。写真を瀬川さんに撮影していただきましたが…、左がサラさんで右が目を瞑ってしまっている私です。


2013年8月23日金曜日

8月22日

私が研修しているユニットには大声を出し続けている入居者がおります。
私は最近その方に手や背中のタクティールをしています。

本日私が「タクティールケア」と声掛けをしたら、両手をすっと私の前に
出してくれました。
私は手のタクティールを開始しました。
片手が終わって私がもう片方の手にうつろうとしたら、その方は私の両手を
握られ、はにかんだ笑顔をされました。
そしてその方はしばらく私の手を離そうとしませんでした。

その方は一定の言葉しか話しません。
私の両手を握っている間も普段の一定の言葉を話し続けていました。
でも「快」の気持ちになっているのかなと感じました。

「タクティールをできるようになっていてよかった」

そう思った瞬間が本日ありました。

前回ブログに書いたアクティビティの時に
女性の入居者が演奏していたエレクトーンです。

隣のユニットにあるピアノです。
鍵盤にキーが書かれたシールが貼ってあります。

今日の昼食後のデザートのクレープです。

2013年8月22日木曜日

研修13日目

本日は9時~14時までの勤務。担当はサラさん。

65歳以下の方々が入居されているフロアで研修させていただきました。このフロアの定員は5名で、年齢が65歳以上になると保険の適応上、別のフロアに移るしくみになっている。現在は4名の方々が入居されている。私が出勤した際、フロアには誰もいなかった。昨晩4名中3名の方々が眠れず、朝から眠られているという。お一人の方のシャワー介助に同行。ADLを最大限活かして、協力しながらシャワーを終えました。その後も、髭そり、着衣、ゆっくりと時間をかけて一部介助。シャワー開始から身支度をし終えるまで約45分と時間をかけて、出来ることを最大限に活かした介助ができていた。1ユニット5名で、職員2名体制だから出来ること、まさにそれが狙い。若くして、施設入居になるという現状を重く受け止め、手厚く時間をかけて、残存機能を活かしている光景でした。その後も、他の方が眠られていたため施設の回りを一緒に付き添い歩きました。

 

研修12日目

本日は早番勤務。午前中は、ユニットの事務所で、どういった書類が保管されているか等、許可をもらい、見させていただきました。わかる範囲で、3つ紹介します。
①日にち別のケア実施チェックシートが1枚あって、一目でユニット全入居者のケア実施状況を確認できます。朝の申し送りの時点でそのシートを見ながら、誰のケアに入るかを決めています。また、同じファイルにどの入居者がリフト使用者か、2人介助が必要な方か記載されたシートがありました。細かな配慮などはそのシートには記載されておらず、簡潔に1枚のシートにまとめてありました。研修生の私にとっても非常に見易いものでした。
②転倒のレポートシート。入居者の情報記入欄以外は、項目チェック欄のみ。項目の中にはその方がどういった状況であったか、転倒時の様子、転倒後の様子などについて、考えられる全ての項目が記載されていた。このレポートに関しては、施設長のジェニーさんに確認をして、正確な情報をお伝えします。
③その他、入居者の夜間帯の対応マニュアルや日中のルーティーンについて書かれたシートもありました。また、リハビリについてのカンファレンス記録もファイリングされていた。
  午後は、庭でスペルボールというゲームを拝見させていただきました。理学療法士が投げたボールの着地点を基準に、後に次いで一番近く投げおとせば勝ちというゲーム。やや盛り上がり、拍手で終わりました。
  その後は、コーディネーターのエミルさんが、ユニットにケーキの差し入れをしてくださり、カフェタイムにて皆さんと召し上がりました。
エミルさんの通訳で、入居者の方々と普段できない会話の内容のコミュニケーションがとることができました。ある入居者は今の生活にはとても満足していて、これまでの人生の最期をふさわしい場所で、それにはそれなりのこともしてきて今そう思えるんだなとしみじみとお話されていた。その他、私の評価としては若い男性は大歓迎、ずっといてねと冗談めいておっしゃっていました。女性の入居者が多い中、若い男性はかなり可愛がられています。私もいつも会えばハグ状態です。嬉しいような悲しいような、この国では私は10代の少年に間違われています。
許可がおりれば、写真のせます。

2013年8月21日水曜日

8月21日

今日は雨が降ることなく、晴れていました。
午前のアクティブに参加させていただき、庭に散歩に行きました。
庭にあるベンチに座って日光浴やキャッチボールなど
各入居者は自由に過ごしておりました。

昼食を食べるためリビングに戻ろうとすると、ある女性入居者が
晴れているから帰りたくないと訴えました。
施設の職員は庭で昼食を食べるか彼女に尋ねると
「Ja!」(うん)
と笑顔で返事をされました。
他の入居者は庭から帰ってリビングで昼食。
彼女は庭で昼食。

13時に私が再度庭に行くと彼女はビールをおいしそうに飲んでいました。
その後も彼女は庭にいて、そのまま外でのアクティブに参加しました。

グループホームでの研修も残り2日となりました。
知りたいこと見ておきたいことを整理しようと思います。


本日1日過ごした庭です。
日差しがとても強かったです。
 


今日の昼食です。
これにコケモモジュースとデザートもつきます。

2013年8月20日火曜日

8月19日

入居者カンファレンスにコーディネーターのエミルさんに通訳してもらって
参加しました。

(参加職員は看護師とケアスタッフです)

事故予防のためにセンサーなど福祉用具を正しく使っているのか。
対応する職員によってばらつきがあるのが残念である。
ケアの統一と福祉用具の再検討が重要だと挙がりました。

カンファレンス後1時間もたたない内に新しい福祉用具を試していました。
迅速な対応は重要なことであると再認識しました。

8月18日

3回目のイブニングケア。
今日はリビングの見守りを主にしていました。

夕食後日中は笑顔が絶えない女性の入居者の表情がこわばっていました。
そして「I want to go home.」や「Why I can not go home?」と
繰り返し言っていました。

リビングでコーヒーを飲んでも、私が隣で話を聞いてもあまり落ち着かず。
現場の職員が笑顔で彼女にハグをして何かをささやくと
彼女に笑顔が。
その後も彼女はとても穏やかにリビングで過ごしていました。

職員と入居者の日頃の信頼関係の強さを感じました。

2013年8月18日日曜日

研修11日目

担当 サラさん、べティさん

15:00~  折り紙レクチャー
17:00~  夕食
18:30~  夕食後のカフェタイム
19:00~  イブニングケア

  前日に引き続き、折り紙のレクチャーをしました。ほとんどの方々が、認知症で理解度もさまざまでした。そんな中、出きるかたと出来ない方とで揉めることも多々ありました。また、次は次はと聞いてこられる方も。日本でも、全く同じ光景を目の当たりにしているので、落ち着いて対応することができました。サラさんや他のスタッフに少しでも参考にしてもらえれば幸いです。
  イブニングケアはべティさんと同行させていただきました。
  その都度ですが、他国籍出身の方々とケアに入ることがあります。その方たちのケアに関わっていて、やり方にばらつきが多く見られるということを強く感じました。それは、日本でも言われていることです。スウェーデンは移民が多い国で、当施設でも移民の方が多いです。私が聞く限りだと、アフガニスタン、タイ、セルビア、アルゼンチン、チュニジア他。実際のところ、スウェーデンの施設ではそういった点をどう捉えているか、施設長のジェニーさんに尋ねてみたいと思います。

研修10日目

担当 サラさん

8:00~ モーニングケア
10:30~ 散歩
12:00~  昼食
13:00~  折り紙
14:00~  カフェタイム

早番勤務。土曜の予定は主に散歩にでることが多いとのこと。午前中は、職員のクリスティーナと入居者4名を連れて散歩に出かけました。散歩コースは主に施設周辺で、自然豊かな風景を見ながら楽しめます。私自身、いい気分転換になりました。
  午後は、サラさんの計らいもあり、折り鶴の作成をレクチャーすることに。皆さん、鶴を見ると凄く喜ばれていました。興味津々で作成のレクチャーを聞かれていたかと思えば、途中からほとんど私が手を加えて作っている状態になっていました。職員含めてかなり悪戦苦闘されていました。文化の違いもありますが、日本が世界に誇れるレクリエーションだと思いました。(研修前に、スウェーデン研修経験者の方から聞いた話の通りでした)

8月17日

今日は11時からアクティブが開催され、私は見学をしました。
今日のアクティブではまず女性の入居者がリビングでエレクトーンの演奏。
皆でその演奏を堪能。

そしてその後は彼女の演奏に合わせて他の入居者は輪になった状態で、
大きなボールを投げたり、蹴ったりしてラリー開始。

手や足が不自由な入居者もできる限り身体を動かして、次の人にボールをパス。
曲のペースとラリーのペースが合わさると歓声や拍手がおこることも度々ありました。

昼食前の一運動でした。

(リビングにはエレクトーンの他にピアノもあります。後日画像アップします)

2013年8月17日土曜日

8月16日

本日は15時からの勤務でした。
夕食は17時00分から始まります。
ワイングラスにビールを注ぎ、
ビールを飲みながら夕食を召し上がっている方も。
お酒を飲まれない方はワイングラスにリンゴジュースで乾杯。

夕食後に軽食としてサンドイッチとコーヒーがふるまわれています。

私は18時からイブニングケアに入りました。
イブニングケアはトイレ、必要に応じてシャワー浴、口腔ケア、
更衣介助でした。
1人あたり20分~30分程で対応していました。

20時に私はリビングに戻ると多くの入居者がソファーに座り、
コーヒーを飲みながら談話をしていました。
まだ各居室に戻る様子はありませんでした。

15時~21時までのシフトがある訳がよくわかりました。



夕食前に日本のすごろくのようなゲームをしました。
サイコロを振って自分の色の駒を進めます。
中央の黒丸についたらあがりです。
 


2013年8月16日金曜日

スウェーデン観光

休日なので少し観光に行ってきました。
行ったところはユールゴーデン島にある「スカンセン」です。

観光ガイドを読むと
「スカンセン」は1891年にオープンした野外博物館
創設者が全国から約160棟の伝統的な建物を集めて
オープンしたそうです。

「スカンセン」内はきれいな建物や自然がいっぱい。
2時間ほどぶらぶら歩いていました。
歩いているとなんか見たことがあるものが





 



 
夏至祭のツリーでした。大きいです。
色々な時代・民族の家や庭もきれいで楽しかったです。




2013年8月15日木曜日

国民的スポーツ。

  サッカースウェーデン代表の親善試合を観戦しにいきました。私は小学生のころからサッカーが好きで、ヨーロッパでいつの日かサッカー観戦してみたいと思っていました。このチャンスを逃すわけにはいかない、ルンルンで試合観戦。感動しました。スタジアムは綺麗で、凄く選手が近く迫力満点。そして、重低音の音響はテンション上がりました。親善試合でしたが、スウェーデンが快勝し、大人子どもと非常にもりあがっていました。つくづく、ラッキーでした。
  

研修8日目

8月14日

担当 サラさん

7:30~  モーニングケア
10:30~ 薬の配薬見学
12:00~ 昼食
14:00~ カフェ

  本日も担当のサラさんと同行。仕事にも慣れ、誉められることが多くなりました。誉め上手なサラさんのお蔭で、何とか仕事に馴染めているし、お互い不慣れな英語で情報交換できています。私自身、日本でも度々実務研修を担当することがありますが、新しく入った方が今の自分の様な気持ちで仕事に取り組んでもらえていればどんなに良いだろうかと考えおります。それにはもっと…心からたのしんで笑わねば。「へーイ、ニッシー。ファンタスティスク」
   サラさん、いつもありがとうございます。写真後日アップします。 西江(スウェーデンではニッシーと呼ばれてます。)

8月14日

私が研修を受けているユニットには
日中険しい表情でユニット内を
歩き続けられる入居者がおります。

本日はその入居者にリビングにてタクティールを行ってみました。

手のタクティールは拒否が強く、断念しました。
背中のタクティールを施行しました。

施行開始直後は身体にとても力が入っていました。
タクティールを続けているうちに少しずつではありますが
力が抜けてきました。

施行後はわずかに笑顔が見られ、
他の入居者と一緒にリビングのソファーに座って過ごされて
いました。

また時間を見つけてタクティールを実施していきたいです。


2013年8月14日水曜日

研修7日目

担当 サラさん
7:30~  モーニングケア
10:30~ ガーデン体操
12:00~ 昼食
14:00~ カフェ
今日は庭での集団体操に同行させていただきました。清々しい天気の中、円形に並んで愉快な曲を流しながらリズムに乗って簡単なステップを踏んでルンルンでした。野外なので、沈黙もなく円形なので、職員が間に入り、笑顔で周りをもり立てながら和やかな雰囲気を作り出していました。近い記憶をさかのぼると、舞浜倶楽部の夏至祭でルンルン踊る入居者様が思い浮かびました。天候にもよりますが、ここでは週に2回行われています。写真は撮影できませんでした。