Hej!
今日は朝からみんな早朝出勤です。
ちなみにストックホルムの日の出時刻7:28なので、起床時や出勤時は真っ暗です。
本日Villa Agadirにコーディネイターのエミルさんが来所してくれました。
やっぱり挨拶と「週末はどうでしたか?」の会話から始まります。
先ず。
日本では記録にかかる時間がとても長いと感じていますが皆さんはどうでしょう?
PCへの入力だけではなく、「申し送り簿」や「排泄」「水分・食事チェック表」などなど様々なファイルが存在してるいるのではないでしょうか。
Villa AgadirでもPCの記録が中心です。が。記録時間としては5~10分程度とのこと。私たち研修生もスタッフが記録を打ち込む姿はあまり見かけません。そしてフィーカ以外のスタッフ間の直接の引継ぎも数分程度に留めています。
PCへの記録に打ち込む内容としては、変化や特変があったときなど特記事項だけ。「これを行った」という毎日のルーティンは「行うことが当たり前だから記録しない」だそうです。
手書きのファイルも存在します。とても分厚く5cmはあります。
それをフィーカの時や、記録の時に持ち歩いてチェックしています。
分厚いファイルのトップページがこちら。エミルさんに要約してもらいました。
フィーカで話し合うべきリスト。1日の行動指針です。
・フィーカは15分/日はするように
・食事の責任者を決めるように
・配薬の責任者を決めるように
・アクティブの責任者を決めるように …など
こちらは施設長が発信したとのこと。
そのあとには、早番・遅番・夜勤のマニュアル、掃除や食事、洗濯のマニュアルなど様々なマニュアルが入っていたり、ゲストの薬の時間が入っていたり、上記の責任者の名前を記入する(1週間ごと)用紙が入っていたり、入浴や掃除のチェック表が入っています。
重くて大変なのでは…とはじめは思っていたのですが、それを開けば1日の中ですべきことが明確になり、そして1日の中で働く職員の役割分担と責任の所在が明確になっています。そしてPCの入力するものと重複していない。これはこちらでも参考にさせていただきたいと思いました。
次に。
指導係のスタッフに付いていると感じること。それはゲスト(入居者)との信頼関係です。
「〇〇はいないの?」「〇〇を呼んできて!」「この間、このスタッフとこういうことがあったの」などの会話をたびたび見かけます。(スウェーデン語なので具体的な内容はわからないのですが)
良いケアをするためにはコミュニケーションと関係作りが大切であると私たちは知っています。しかしスウェーデンでも実際に起こり得ること。それに対して、どう関係作りをしているのか、また指導しているのか聞きました。
「スタッフ本人は、入居者に興味や関心を持つことやかかわりを持つことに責任を持たなければならない。そしてその責任を持てなければチームである私たちとは一緒に働けない。」「先輩スタッフはその責任を持ってもらうようスタッフに働きかけていくし、入居者に対して『あの人新しい人だから』とは言わない、『いい人なのよ』とポジティブな説明をするの」と話していました。
それぞれの意識や責任があるからこそ、
チームの中でそれぞれが生き生きと働けるのかな。
話変わって本日のランチ。
具だくさんサラダと、ゆでポテトにソーセージが大量に入ったクリームソースを掛けて。
デザートは柔らかいイチゴのジャム状のものに生クリームをかけたもの。
(これが意外とはまる)
昼食後は日向ぼっこ。
ゲストの皆さんいつもサングラスを持っているのは、いつでも外に出られるように出られるようにするためなんだ!
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Attendo Team
私たちも早番の出勤!
今日の吉田さんの笑顔のユニホーム姿はロングタイプ!
朝のモーングケア、朝食の提供、片付けを終え、しばらくするとフロアから音楽が流れてくるとフロアでダンスタイム!
私と一緒に踊る方は立つこともなかなか難しい方であるが音楽がなると一緒に踊ってくれる、立つ喜びであろうか、フロアは笑顔と音楽と楽しい事で疾患を気にせず職員も立つ事等を促す!
危険だから踊らないはない様に思える。皆楽しく過ごす。
彼女との朝の挨拶はおでことおでこをつけての
挨拶! (tack tack tackと言い合います)
吉田は7時45分~14時の早番勤務でした。
勤務前に小島さんとパチリ
本日、早番である男性入居者の介助を任されました。
その方は先週3階ユニットに入ってきたばかりであり、自分が今やりたい事を
思うように頭で整理が出来ず、また物の名前も言葉に出せず戸惑っている様子でした。
片言の英語で話し掛け、無事朝の介助を終えることが出来ましたが、朝食後も隣のご利用者の分のオレンジジュースを間違えて飲んでしまい、その方に怒られていたり、
(職員は特にその様子を見ているわけでもなく、こちらではひやりはっと等も一切ありません)辺りを見渡し落ち着かず、身の置き所がない様子でした。
私はスウェーデン指さし本を活用し、男性利用者と挨拶を含め会話をしてみました。
日本から来た事や日本の事を伝えると、とても驚かれると共に「日本は好きだよ、日本食もとてもいいね」、「私はフットボールをやっていたんだよ」等と仰り、話をしている時の表情はとても活き活きとされていました。
少し距離が縮まったところで音楽の話を取り入れ、そこからブンネメソッドを実践してみる事にしました。向かい側に座っていた女性入居者もちょうど「何かアクティブはないの?」と職員に話しかけているところであった為、二人を対象に行ってみました。
ギターを取り出すとどの利用者も興味深くじーっとこちらを見つめています。
本日は「上を向いて歩こう」「アメイジング・グレイス」「サンタルチア」「バラが咲いた」の4曲を伴奏しながら歌いました。前回二度行った時はあまり職員もそばにおらず、
同じ空間を共有してもらうことは出来ませんでしたが、本日はサンタルチアを歌っている際に別の方向から職員やご利用者の歌声が聞こえてきたりと、ところどころで参加をしてくれる様子がありました。私が待ち望んでいたのはこの瞬間なんだ!と素直に嬉しくなりました。音楽というのは強制参加ではなく、自分が好きな時に好きなだけ楽しむというスタンスで良いと思いますし、初めて見るブンネギター自体も受け入れるのに時間が掛かるのは当たり前のことです。でもほんの少しだけ今日は扉が開けたような気がします。
ギターの音色を聴いて素敵だな、日本の曲を聴いてこんな曲があるんだな、とその一瞬でも五感を使って何かイメージを持ってくれたら音楽の効果はあるんじゃないかなぁと思いました。
ちなみに本日は初めてガーデンと湖に散歩にも行きました。
杖や歩行器を使用する方でもでこぼこの坂道や砂利道を皆、平然と歩いています。
職員が注意深く見守る様子もありません。でも不思議と皆さん上手に歩かれるんです。
普段の生活で自然と足腰が鍛えられるのかもしれません。