2017年10月6日金曜日

研修5日目 2017.10.5



 本日は、昨日よりも1時間早く7時から13時の勤務です。昨日同様、1時間前にアパートを出たのですが、朝早すぎて電車の本数が少なく、危うく遅刻するところでした。駅から走って息を切らして施設で到着しました。
到着すると担当のEricaさんの姿がありません。尋ねるとEricaさんは病休とのことで本日はサミラさんに担当していただくことになりました。あいさつもそこそこに早速、モーニングケアに入ります。当然ですが、昨日よりも起床している方が少なく、朝食を食べている方はお一人だけでした。昨日、お手伝いした方とは違う方のお手伝いに入ります。これもまた、当然ですが、一人ひとり、声掛けの仕方、対応方法、お手伝いすることが違います。「9名のモーニングケアを覚えた頃に日本に帰ることになるのかな」なんて隙間時間に必死でメモを取りながら考えていました。ただ、ひとつの介助ごとにグローブを着用し、交換すること、洗面(トイレとシャワーブース)スペースが広く、また収納がたっぷりあって必要な物がしっかり整理整頓されて入っています。どの部屋にいつ入ってもそうです。慌てずに余裕を持ってケアできる理由の一つに日頃からの環境整備と設備ももあると感じました。もちろん、スタッフの気持ちの余裕も大切です。

本日の出勤者と。2ユニットのスタッフ隣同士でキッチンは横並び。
扉も普段はオープンなので、コミュニケーションも常に取っており、仲良しです。
改めてみると国際色豊か。

手が不自由でも握力が弱くても使えます。
貸してもらいましたが、本当にわずかな力で掴むことができました。

今日はコメントで要望の多かった食事について。本日の朝食と昼食の写真をアップしますね。食事にかける時間は作る時間も食べる時間も日本とは比べ物にならないくらい、短いです。(長ければいいというわけでもないですが、)     

本日の昼食①献立を説明しながら、好きな物を好きな量だけ取り分けます

本日の昼食②ミートボールはジャムをつけて食べます
サラダを作ってジャガイモはゆでたもの。ソースも温めて提供

              ヨーグルト(コケモモソース)

献立表
決まった献立表があり、食材が納品されます。それを二つのユニットで半分にして調理していました。ただ、ユニット間の連携がいいので、分担して作っている様子でした。そのほうが合理的ですね。

本日の朝食
こちらも食べたい物を食べたい量、スタッフが聞き取り準備していました。
ベテランスタッフはほとんどの好みを把握しているようです

 そして、今日はコーディネーターのエミルさんが施設に来てくださいました。私と石井さんの出勤が1時間しかかぶらなかったのですが、その1時間を質問タイムに充ててくださり、二人のプリセプティも参加してくれたので、たまっていた質問がかなり消化できました。本日はその中の一つをご紹介します。
この施設のコンセプト、会社の理念を確認してみました。詳しくは後日印刷してくれるそうです。わかったのは「何よりも心が大事。心がない人は技術があってもここでは働けない」ということ。そして、プリセプティの二人も声をそろえて言っていたのが、「この施設でなければ働きたくない、この施設が好きだから。入居者に愛情もある」と胸を張って仰っていました。この会社はスウェーデンに100か所施設を持っているそうですが、片道2時間かけて通勤している、車で20分かかる、それでも「絶対にここで働きたい」「環境が良くて職員の関係もとてもよい」と理由を教えてくれました。(何をいまさら!みたいな印象でした)新しい施設ですが、開設5年のオープニングスタッフは正社員で85%残っているそうです。離職した方は派遣社員等が多いとのこと。スタッフが本当に施設を愛していることが伝わってきました。また、施設間の職員の異動も本人の希望がなければほとんどない、ともお聞きしました。                     K.M

 
 
 石井は本日は13時から19時30分までの勤務で、私の担当はフィリピン出身の女性のRaquelさんです。実習初日から「時間は短く限られているから、何をしたいか教えてほしい。少しも時間を無駄にしてほしくないから。」と熱心にお話をしてくださいました。まずは日々の流れやケアの内容を見て、出来る所をしていきたいと伝えると快く「オッケー!いいね!」とお返事をいただき、これも自己決定なんだなと実感しました。自分の思いをまとめられるような質問をしてくれて、でも最後は自分で言葉にして決定する事ができる。引き出されたような不思議な感覚です。自分で決定したことで自分の発言に責任を持つということもあるのだと思いました。
 
 13時からの1時間は三浦さんのブログに書いてある通りです。発言から職場やご入居者、仲間に対する愛情を感じ、それがチームワークに活かされているのだと思います。ケアプランについて質問したためケアプランの実際のものを見せてもらいました。PCと紙ベースのファイルの両方用意されており、介護職員、正看護師、理学療法士、作業療法士が月1回のミーティングで状態確認をして変更内容を更新しているとのこと。
 
 14時からは理学療法士がインストラクターとして実施する座って行う体操に一緒に参加しました。
車椅子の方、歩行される方が集まり徐々に輪が出来始めました。車椅子の操作で、一度止めて前輪を回して前後逆にして、支持基底面積を広くして安定させていましたが、少しでもタイヤが曲がっていると介護スタッフに直すように注意して、福祉用具を正しく使用できるように指導していました。それはご入居者にも同様で、腕がアームレストから外れると上体が傾くため戻すように伝えたり、足がフットレストの上から少しでもずれて尖足ぎみになると注意していました。理学療法士の役割として、福祉用具の選定・手配、介護スタッフへの使用方法の教育、介護スタッフが体を壊さないように体の使い方の研修をしています。とてもプロ意識が高く、抜群のリーダーシップで体操を進めていきます。
 
ゆっくりな音楽に合わせて準備運動を兼ねて足のつま先とかかとを上下交互に動かす
こぶしでパンチする動作
50センチから1メートルのプラスチック製の棒を使用して、ボートをこぐような動作、
棒を両腕でつかんだ状態から腕をひねる動作、
足先を触る動作、
両手で左右交互に体をひねって腰を触る動作、
重たいビーズが詰まったボールを投げ合う動作、
風船バレー、
手をひらひら動かしてクールダウン、
ほほを膨らませて顔の体操、
最後はわき腹を延ばすストレッチで終了。
 
このメニューで45分ほど休憩なく実施しました。印象的だったのは皆さん音楽に合わせて楽しみながらしっかり体操をしていたこと。それは遊びではなく、体を動かす運動なんだと目的をしっかり持っているからだと思います。また、ボートのように漕ぐ動作の時には、音楽に聞き入りながら皆さん女優の様に優雅な表情で動かして素敵でした。
 
理学療法士はご入居者の状態を確認しながら実施しており、迎えに来た介護スタッフに「今はこうなっているからこうしたほうがいい。」と指示をしていました。施設内に専門職の方がいることは、変化に迅速に対応しやすいなと思いました。
 
 
その後はご入居者のフィーカタイムで、コーヒーを入れてお菓子と一緒にお出ししたり、一緒に座って時を過ごしました。Raquelさんが会話を仲介してくださり、やり取りをする事ができました。「日本から来たの!?それはそれは驚いた。スウェーデンは良い所でしょう?」と自慢げにお話しされていました。
 
 16時から30分間はPCの記録について実物を見せてもらいながらレクチャーを受けました。
会社が大きいこともあり、独自の記録システムを使用しており、一つのページで介護スタッフと正看護師や多職種の記録を確認する事ができるようになっています。とても見やすく、ご入居者の状態変化が一目瞭然になっています。ちなみにここの施設は残念ながらBPSDレジストリは使用していない為お話は伺えませんでした。
 
30分休憩ののち17時から夕食の提供が始まります。夕食のメニューはチリコンカンとタイ米とサラダと希望する方にはゆでたジャガイモがつきます。本日はご入居者の体調に合わせて疲労感が強い方の食事介助を実施しました。お名前を呼んだり話しかけるぐらいのスウェーデン語しか覚えていなかったため、今後は食事に関する言葉をもっと覚えようと思います。食後はフィーカをする方と居室に戻ってオヤスミケアを受ける方と思い思いに過ごされていました。今日は更衣介助と移乗介助をする事ができ、Raquelさんの声掛けのフォローを受けながら実施しました。皆様「Tack」と仰られたので少し安心しました。
 
本日一番印象的だったのはRaquelさんの関わり方についてです。使う言葉は同じでも、一人ひとりに声のトーンを変えたり、スキンシップを取ったり、感情表現を変えたり工夫されています。それだけでなく、その人が忘れていることを思い出せる、気付いてないことを気付けるような声掛けをして、ご本人に自己決定してもらってから介助をすることです。ご本人の意思を尊重してそのように関わることで信頼関係も生まれ、その人がその人らしくいられるための重要なやり取りなんだと思いました。ノーマライゼーション、人格の尊厳を強く感じた実習5日目でした。
N.I
 


青柳は今日は休日でした。
今日は晴天だったため、8時ごろから宿の近くの公園にジョギングに行ってきました。少し荷物になってしまったのですが、以前より海外のいい景色の場所を走りたいと思っており、ウェアとシューズを日本から持参してきていました。
趣味として走り始めたのは今年に入ってからなので、まったくの初心者ランナーですが、ゆっくりと息が切れないペースで1時間弱走ってきました。

湖のほとりを走ります

緑が多くてさわやかです

割と起伏が多く、途中何度も坂の出てくるようなコースでしたが、やっぱり自然の中を走るのは気持ちがよかったです。現地の人たちも同じように走ったり、犬を連れて散歩をしたりと、憩いの場所になっているようでした。また機会があれば別のコースを探したりしながら走るつもりです。


宿に帰ってシャワーを浴び、軽く食事をしてから、お昼前に市内観光に出かけました。目的地は2日目に行ったガムラスタン(旧市街)方面に決めました。2日目は天気があまりよくなく、時間も限られていたので、今日は一人でぶらぶらと歩き回ってみるつもりで、まずはガムラスタンの手前の中央駅で下車しました。ここはストックホルムの中心街で、駅にデパートが併設されていたりします。

今日は決まった目的地があるわけではないので、まずは地図などはなにも見ず、適当にあっちこっち曲がったりして歩いてみました(一人旅はいつもそうです)。旧市街はとりあえず南の方角なので、太陽を目印に歩いていると、昨日石井さんも行った王室の公園が見えてきました。お昼時で、たくさんの人が食事をしたり、休憩していました。公園を越え、橋を渡るともう旧市街です。

今日はストックホルム宮殿を改めて訪れ、中の博物館を見学したりしました。
宮殿をぐるりと回ってからガムラスタンの路地に足を踏み入れ、のんびりと、途中お土産屋さんを巡ったりして散歩しました。

宮殿に入る門の前 観光客でいっぱい

きれいな街並み 雰囲気があります

ショーケースに見覚えのあるクマが

リラッ〇マがいたのは日本のマンガやアニメなどを取り扱っているお店で、中に入ってみると結構な種類のマンガが翻訳されて、たくさん並んでいました。お客さんも多く入っており、欧米ではクールジャパンが浸透していると聞いていたのを、実際に肌で感じることができました。

ある程度散策したのちに、さらに南のスルッセンという駅まで向かいます。ここはいつも施設に研修に行くときに地下鉄からバスに乗り換える駅なのですが、今日は自分の足で歩いてみました。
少し空腹を覚え、ただ時間は昼をだいぶ過ぎていたので、駅前のマクドナルドに入りました。物価が高い北欧ですが、どれほどのものか感じてみようと思い、滞在中に一度は行くつもりでいました。ダブルチーズバーガーのセットが79クローナで、1クローナが約14円程度なので、1,000円を少し超えることになります。サイズは気持ち大きめで、味は日本とあまり変わらないように感じました。
出る際にトイレに寄ったのですが、ここはうわさに聞く、コインを入れないとドアが開かないトイレで、1回の利用に5クローナ払う必要がありました。トイレ1回70円、うーん(笑)

そのあとは教会や公園を歩き、最後に日本食材を扱っているお店に行ってみました。今のところ持参した食材はまだまだあるのですが、どのようなものが売っているのか興味があったためです。日本人のおとうさんがやっているお店で、調味料やコメなどが揃っていましたが、輸入食材のためか、やはり少々お高く、コメ10キロ500クローナとか、インスタント麺5袋で100クローナといった感じでした。

今日は産業や経済について考えることの多い一日となってしまいました。
 
                                                          H.A



2017年10月5日木曜日

研修4日目 2017.10.4


本日は8時から15時の勤務でした。私の担当はEricaさんです。金髪に青い瞳が素敵な美人さんです。英語もなかなか話せない私に根気よく話しかけてくれたり、理解したか確認してくれて優しく親切です。(実は室内履きも彼女からお借りしています。「買う必要ないわよ」的な事を言ってくれました、おそらくですが)

ご入居者にもそうなのですが、必ず「本人に決めてもらう」事を徹底しています。それは私に対しても同様で、靴についても「あなたが買いたいなら買えばいいし、買いたくないなら私のでよかったら履いて」と本人の意見を確認して対応してくれます。ご入居者が「リビングに行く」と言えば案内するし、「出たくない」と言えば部屋の中で食事をしていただいています。初日のエミルさんの講義の中でもスウェーデンでは「自己決定」を大切にしている、とお話がありました。Ericaさんはそれを徹底して行っていて、一つ一つの対応時に本人の意思を確認しているのが大変印象的でした。「当たり前のことを当たり前にやる」大切さでしょうか。また、ほかのスタッフの動きにも目を配っていて細かく声をかけたり、うまくいっていない時には笑顔で自然にサポートしていました。Ericaさんがいるとご入居者もスタッフも安心した表情をしているように感じました。普段からの信頼関係が大切、チームワークを良くするにはコミュニケーションが大切、なのは日本も海外もおそらく同じだと感じました。
もうひとつ気づいたのは、一人ひとりの状態に合わせた福祉用具が用意されていて、わずかな距離(ベッドからトイレ)は歩行器、そこからは車いす等、ご入居者の能力を最大限に引き出す努力を感じました。この辺も細かくご紹介していきたいと思います。

この施設では、ご入居者の写真は撮らせていただく許可が出ていないので、環境面だけでも皆様にご紹介しますね。




玄関ロビーのソファ

スタッフルームもオシャレです

キッチンの横にはフィーカセットが常備されています

 
タイ出身のTさん。昼食の調理中。



青柳は今日は9時からの勤務でした。今日から一人で電車とバスを乗り継いで施設に行かなければならないので、とても緊張しましたが、わりとあっさりと到着して一安心でした。
今日もカニヤナさん(担当の方です。名前の発音は昨日のブログよりもこっちのほうが正確)と一緒に動きます。まだ横になっている方もいたので、その方たちのモーニングケアを行いました。内容としては更衣、整容、トイレ誘導などで、普段舞浜倶楽部で行っていることとそう変わりはありませんでした。ただ、そのうちの一人は、日ごろは車椅子で生活されているのですが、ベッドからポータブルトイレ、さらに車椅子に移るまでリフトを使用していました。今まで見学した方で、移乗が困難な方たちは二人介助などで対応していましたが、今回初めてリフトの見学ができました。しっかりと体を支え、ゆっくりと持ち上げているので、入居者さんも笑顔で、怖がっている様子はありませんでした。昨日のイブニングケアと同じく、時間をかけて一つ一つゆっくり丁寧にケアを行っていました。

リフトです。部屋が広いので取り扱いも楽です。

ふわふわしたスポンジのようなシートです。濡らして顔や臀部を拭いたりしていました。
肌にやさしく丈夫で「This is a good product」とのこと。

その後はお昼まで、散歩をしたり、アクティブのシナモンロール作りを手伝いました。職員のアニカさんのやるのを見よう見真まねでチャレンジし、前で見ていた入居者様が「いっぱいあるわねぇ」となんども繰り返してしまうぐらい大量に作りました。こういったお菓子作りは、いつもではないがときどき行われるそうです。
余談ですが、アニカさんは金髪で笑顔の素敵な美人です(笑)
さらに余談ですが、自分よりも15センチは背が高く、一緒にいたら入居者さんになぜか親子に間違われました(泣)

100個は作りました。

天気がいいので、中庭を散歩します。でもちょっと寒い!

昼休みに近所を散策。ここはほんの近くです。

馬もいます。

今日の午後のアクティブは、別室でフィーカでした。机などのセッティングを行い、飲み物とシナモンロールを準備し、みなさんを迎えました。始まる前から部屋の前で待っている方もおられ、いろいろなユニットから大勢集まって、お茶を飲みながらみんなでリラックスした時間を過ごしました。そのとき気づいたのですが、ここにいる入居者様、さらには職員の方はみな歌を口ずさむのが大好きで、フィーカの間も昔のスウェーデンの古い歌を誰かが口ずさむと、すぐにみんなで体を揺らしたり、手拍子を叩いてなんども合唱が始まり、とても楽しそうでした。ユニットでも普段からCDで曲が流れていたり、モーニングケアの途中でも職員と入居者が鼻歌を一緒に歌ったりと、音楽が常に感じられ、ある種の刺激になっているようでした。


素敵なインテリアの部屋で安らぎのひととき。


   明日は初めてのお休みです。
   ぶらぶら観光に行きたいと思います。
H.A




 私は一人だけお休みだったため、新市街と旧市街の散策、そこからさらに一足伸ばして一人旅をしました。午前中は近所のスーパーに買い物に行き、夕食の一品を作ってから出かけました。

 王の庭園

 午後はまずT-Centralen駅で下車して新市街を進んでいきます。2日目に見られなかった王の庭園の中を散策しました。今日は天気が良いため、真っ青な空に紅葉して黄色くなった葉っぱの色が映えてとても綺麗でした。その後はオペラ座を眺めながら2日目同様に国会議事堂と王宮の外観を見てガムラ・スタンに進みます。ベンチで一休みと座って5分ほどすると王宮から衛兵が6人ずつ隊列を組んで行進してきました。それに導かれるように後を追っていくと、王宮の衛兵交代式が行われている最中で、音楽隊の演奏や衛兵の行進を見る事ができて、偶然の出来事に感動しました。

 どこに行くんだろう、ついて行ってみよう!
 衛兵交代式に遭遇!

その後は2日目にも見た大聖堂、ノーベル博物館を見てガムラ・スタン内をぐるっと反時計回りに回って見て行きました。世界一狭い公道や神話の銅像、おしゃれなお店や古い町並みを見ながら進み、再び王宮に戻ってきました。そしてその先にはどうしても行きたかった場所がありました。それはフィンランド教会の裏にある”月を見上げる少年”。小さな裏庭にある、ストックホルムで最も小さい公共彫刻で高さはわずか15センチ。頭をなでると幸せになれると言われていて、沢山の人が触ってきたため頭がピカピカに光っています。前回スウェーデンに来た時に「また絶対スウェーデンに来られますように」とお願いしていたので、今回も必ず来ようと決めていました。今回は皆さんの幸せを祈りました。どこも観光客ばかりで騒がしい中、この裏庭はとても静かで居心地がよく、ベンチに座ってこれからどこに行くかなと考えたり、写真を撮って過ごしました。

世界一狭い公道、両腕を伸ばしたら届きそう。
 ”月を見上げる少年”幸せがありますように


 素敵な裏庭です


 その後はノーベル博物館近くにあるストックホルム・スタッズミッションという非営利団体が運営しているセカンドハンドショップに立ち寄りました。個々の売り上げは社会貢献に使われます。アンティーク雑貨や家具、楽器、食器、本を沢山取り揃えており、いろいろ見た末、ストックホルムのアートブックとアンティークのアクセサリーを購入しました。
 良い品を手に入れて心軽やかにお店を後にし、この後は地下鉄でガムラ・スタンの一駅隣のスルッセン駅まで移動しました。駅周辺のセーデルマルムは若者や若い夫婦に人気のショッピングエリアで、デザイン雑貨やファッションアイテムを見てみたいと思っていたのですが、駅前の工事に伴って道が通行止めになって仮設の橋が架かっていたりしてお目当ての場所にたどり着けませんでした。しかし、海の対岸のガムラ・スタンや周りの島、遊園地が見えてとても眺めがよく、良い物が見られました。たどり着けるように別日にまたトライしてみたいです。

 一人行動をしているため問題が起こらないように周囲に気を使いながら街歩きをしました。日本人が珍しいのかまじまじと見つめられたり、話しかけられることもありますが、ストックホルムの治安はとても良いと感じました。怖い思いせず、楽しい嬉しい思い出だけをもってアパートメントに帰ってこられました。今後のお休みはどこに行こうか、実習先のスタッフに伺ったりして行動範囲を広げたいと思いました。
N.I




2017年10月4日水曜日

研修3日目 2017.10.3

 本日から2か所の施設に分かれての施設実習が始まります。私達は15時からの勤務だったので、ホテルから見えて前から気になっていた湖まで、午前中に散策に出掛けました。
距離があるかと思いきや、最寄り駅を通り抜けるとすぐ、歩いて10分ほどで到着しました。近くで見ると、遠くから眺めるだけではわからなかった景色が見えてきました。予報では雨が降る予定でしたが、まるで私達の散策を歓迎してくれるかのように晴れ間が見えました。感激しながら道を進むと、湖沿いにオシャレなレストランを発見。滞在中に一度は行きたいお店が、また増えました。レストランは別としてもお散歩や日光浴で毎日でも行きたいと思わせる場所でした。地元の方もそうなのか、ペットを連れてお散歩されてる姿も多く見かけました。マイナスイオンをたっぷりと浴びて、午後の施設実習に備えて充電完了です。                            KM
         

            色とりどりの椅子。好みや気分で選べます。
まるで絵葉書のようです

 

地下鉄のROPSTEN駅。
ここからトラムに乗り換えて最寄のAVA駅で下車。

 午後は14:15集合で施設実習が始まるため、少し早目の13時にアパートメントを出発して地下鉄に乗りました。途中のT-Centralen駅で乗り換えがあるのですが、降りたホーム向かい側に乗り換えるため、とても分かりやすく安心して乗り換えられました。終点の駅でトラムに乗り換えて、移動時間はトータルで40分ほどで到着しました。

 AGA駅からは約徒歩5分の場所に施設があります。

 AGA駅の周りには工場や出来たばかりの集合住宅が多くあり、実習先Villa Agadirも2012年に出来た比較的新しい施設となっています。施設は3フロアあり、1階は重度の認知症の方のフロア、2~3階は認知症や疾患のある方が入居されています。三浦と石井が配属された2階はAとBのユニットに分かれており、それぞれ9名のご入居者(85~102歳)が生活されています。内装は北欧デザインの家具や食器でオシャレな空間になっており、照明の明るさが細かく調節できるため、少し薄暗くして安心できるように工夫されています。
 施設のフロアはHの字のような形になっており、各ユニットの中央にダイニングとキッチンが位置して居室スペースは左右対照になっています。それぞれにテレビやふかふかのソファ・テーブル・本棚の置いてあるリビング、ランドリー、掃除用具庫、備品倉庫、個人情報を保管しているスタッフルーム(プライベートな情報が多いため施錠されている)が配置されています。ご入居者はソファに座ってスタッフとお話したり、居室でテレビを見たりお好きに過ごされています。初日でバタバタとしてしまい写真が撮れませんでしたが、スタッフに確認したところご入居者が映っていない場合は撮ってもらって構わないとのことだったので、これから撮っていきたいと思います。(ご入居者を写したい場合は上長に要相談)

 まずは担当スタッフとの顔合わせ、施設の説明、ご入居者への紹介、居室説明がありました。やり取りは英語で時折聞き取れずに会話が難しい事がありましたが、それでもお互いに通じ合うこともあり、少し安心しました。聞き取れない場合は翻訳アプリを使用してもかまわないとアドバイスを頂きました。滞在中によりコミュニケーションがとれるように勉強したいと思います。
 居室はまず廊下の表札に、ご入居者が自分の部屋だと分かりやすいようにリースや写真を飾っていました。居室内にはベッド、クローゼット、トイレ、洗面台、シャワーブースがあり、家から持ってきた馴染みのある家具や本、写真に囲まれて生活しています。壁にある電灯のスイッチはスタッフの腰のあたりに付いており、車いすを自走している方やご高齢の方には手が届きやすくなっています。
 17時から夕食提供が始まりました。食事を出す前にクラッカーとジュースをお出しし、メインのドラゴンチキンとタイ米を提供しました。このメニューはスウェーデン料理だと教わりました。食後には必ずコーヒーかティーをお出ししています。食事摂取量が少ない方には、エネルギーを摂取できるドリンクも提供しています。ご入居者と同じテーブルについて夕食を食べ、担当スタッフに英語訳をしてもらい会話をすることができました。ある女性は、「ここは私にとって一番最高な所なの。」と微笑みながら仰っていたことがとても印象的でした。

 舞浜倶楽部の職員からオーダーのあった福祉用具とアクティブについてですが、福祉用具はその方に合った車いすや歩行器、食事支援用のグッズを評価して使用していました。アクティブについては伺えなかったため、今後質問してみます。写真も撮ってみたいと思います。

 我々の実習施設は日本人の受け入れは今回が初めてとのことで、担当職員の間でyoutubeの日本語講座の動画を共有していてくださり、我々の事を知ろうとしてくれている姿勢にとても感動しました。夕食後にはA・Bユニット両方のスタッフが集まりフィーカをしましたが、仕事の事もプライベートの事もなんでもお話ししていて、とても和気あいあいとした雰囲気です。フロアで仕事をしている時もお互いに声を掛け合い、思い合っている様子が伺えました。担当スタッフから「日本に帰らないでここで働けば?」と言ってもらえて嬉しかったです。はい、ちゃんと帰ります。これからお世話になりますが、もっとお話しできるようになりたいです。
N.I



青柳はほかの二人とは違う施設で研修となります。
施設名は『Farsta slott』というところで、アパートから地下鉄とバスを乗り継いで1時間弱かかります。初日の今日はエミルさんが施設まで同行してくれました。
ストックホルム市街から東の方角になるのですが、海が近く、とても静かな環境の中にある素敵な施設でした。4つのユニットに分かれていて、各ユニットに10名の、計40人が生活しています。



着すると今回の研修の指導に当たってくれる、職員のカンジャーナさんと挨拶をさせていただきました。タイ出身の女性の方で、小さいころはドラえもんやクレヨンしんちゃんをテレビで見て育ったそうです。とても感じのいいベテラン職員さんです。

今日は1345から2115までの勤務です。ユニットに入るとまず、今日の午後のアクティブの準備をしているところに遭遇しました。舞浜倶楽部のようにアクティブカレンダーがあり、それに基づいて毎日アクティブを実施しているそうです。今日は歌とダンスの会でした。職員のスマホから曲を選び、スピーカーから流してみんなで歌ったり、職員と一緒にダンスをしたりして約1時間楽しみました。職員のスマホから選曲しているので、周りからのリクエストにすぐに対応して曲を流すことが可能なため、みなさん好きな曲を聴くことができ、とても充実した様子でした。

一緒にダンスを踊りました

習慣アクティブ表です。体操や映画鑑賞があります

その後はゆっくりとお茶を飲んだりしてくつろぎました。そのとき感じたのは、ここの入居者さんたちは比較的認知の進んでいる方が多いそうなのですが、みなさんユニット内を自由に歩きまわって過ごされていました。車椅子の方は少なく、歩行器で歩く人が多い印象でした。また、特に歩行に職員が付き添ったり、椅子を引いて座らせたりといった光景もあまり見られず、職員が気にかけていないというよりも、入居者さんの自由に任せているといった雰囲気でした。実際特に危険なこともなく、必要以上の手助けはせず個人の自由を尊重しているのがわかりました。

もう一つ興味深かったのは、担当のカンジャーナさんが一人の女性を連れてユニットを離れ、一緒にベンチに座って5分ちょっと話をしていました。もちろん会話の内容はわからないのですが、後で説明を受けたところによると、その女性は彼女がCPとして担当している方で、この施設では必ず出勤したら担当している入居者さんとなにかしらの話をすることになっており、その様子を随時記録に残しているそうです。そのためにわざわざ場所を変えて、落ち着いた環境を整えて接している姿にいろいろ考えさせられました。

その後は16時半に夕食を出し、終わった後もデザートや夜食のような軽いパンを提供して、みんなでテレビを見てくつろいでいました。職員は18時過ぎから21時ごろまでにゆっくりと一人ずつ居室に誘導し、イブニングケアを行っていました。あわただしさはまるで無く、しっかりと時間をかけて行っている印象でした。ケアについてもいろいろと発見があったので、また改めて報告したいと思います。

研修初日が終わりましたが、慣れない英語での会話や、入居者さんの特徴もわからないままいろいろ見学したので、まだ頭が整理できていないところがありますが、ゆっくりユニットに慣れていきたいと思います。

今日の夕食です
H、A




2017年10月3日火曜日

研修2日目 2017.10.2 



 研修2日目は午前中、コーディネーターのエミルさんのオフィスでスウェーデンについてオリエンテーションを受けました。参加したのは、私たち3人以外に同じ日本から研修に来ていたOTの卵たち(関西の学校の方でした)とその先生含めて10名です。
エミルさんの所属するSQCの活動やスウェーデンの歴史(19世紀の国民運動等)、医療、福祉、緩和ケア理念、看取り介護や障害者の支援等、内容は幅広く、2時間はあっという間に過ぎてゆきました。OTを目指す学生さん達からも様々な質問があり、エミルさんが丁寧に答えてくれました。スウェーデン研修の前にも本等で勉強してきましたが、さらに詳しい内容を確認することができ、とても充実した時間でした。舞浜倶楽部で行われているケア(やろうとしていることを含めて)の根拠は、スウェーデンにあるように改めて感じました。
明日から、いよいよ施設での研修が始まります。2か所の施設に分かれてそれぞれ担当者につき、18日まで同じシフトで勤務する予定との事。コミュニケーションを大切に、本日解消できなかった質問をそれぞれ持ち寄って臨みたいと思います。       M
     エミルさんのオリエンテーション ~SQCオフィス~

                 国会議事堂前にて
 昼食をオフィスの近くにあるレストランでとり、午後はエミルさんにストックホルム市内を案内してもらいました。日本で例えると銀座のような高級店の並ぶ場所や、市場(改装中のため仮設施設)、ノーベル賞の授賞式が行われるコンサートホール、新市街の街並みを抜けながら買い物もしました。どんどん進んでいくとガムラ・スタンの旧市街に入り、国会議事堂、王宮、教会を見て、最後にはノーベル博物館と大聖堂を見て街歩きを締めくくりました。街並みに趣があって、ショーウィンドウはどれも素敵な物で溢れていました。途中から雨と悪天候でしたが、楽しむことができました。研修期間中の休日にまた訪れたいと思います。
 明日からは施設実習が始まります。慣れない英語や覚えたてのスウェーデン語でコミュニケーションをとりながら、お互いのことを知り合えるようにしていきたいです。 N.I
 
               ノーベル博物館前にて


話は変わりますが、今日はここで我々研修生の生活を少し紹介したいと思います。
今回の研修は現地の方のお宅でのホームステイではなく、アパートメントホテルの一部屋での共同生活という形になっています。場所は、地下鉄のALVIKという駅のすぐ近くにあり、ストックホルム中心部から10分ほどという、移動にもいろいろと便利な場所です。

これはリビングの様子です。寝室のベッドに加え、簡易ベッドが用意されていました。ここでみんなで集まり、ブログを書いたり、食事をしたりしています。
部屋は12階にあるので、窓からの眺めは良好です。すぐ下には地下鉄の駅が見えます。
赤い屋根のスウェーデンっぽい建物が並び、とても雰囲気があります。
少し先には湖もあり、水が多く、自然に溢れた町としての顔も見せてくれています。

ここがキッチンです。ホームステイではないため、食事は自分達で用意することになります。ひととおりの調理器具や、お皿などはすでにそろっていました。
駅の近くには23時までやっているスーパーもあり、食材の購入には事欠きません。

自炊のため、日本から持参した食材も豊富にあります。
すしのこ、なんてのもありますね。途中で日本食が恋しくなったころに、みんなで手巻き寿司パーティーをするかもしれません。まだ二日目で、自炊も本格的には始まっていませんので、今後の楽しみにとっておきます。

いまのところご紹介できるのはこの程度ですが、今後機会があれば普段の生活や、ストックホルムの様子などもお伝えしてきたいと思っています。
H.A

2017年10月2日月曜日

研修1日目

2017.10.1

6月にメンバー3人が決定してからあっという間に時間がたち、今日とうとうスウェーデンに向けての旅立ちの日を迎えました。
今日の成田空港は朝から雲一つない晴天で、絶好の出発日和でした。
北島統括施設長、下舘施設長が見送りに来てくださったのですが、以前実際にスウェーデンに行かれたお二人がいてくださるのは、出発前で緊張している我々にとって、とても心強く感じられました。最終的にお二人は我々がゲートをくぐるまで見送ってくれました。
出発前の記念撮影です

 無事に出国手続きを終え、向かったのはフィンエアーの航空機です。舞浜倶楽部のスウェーデン研修で利用するのは初めてだったそうですが、これがとても快適でした。CAは皆さん笑顔で親切。機内食も美味しい。2回の食事の間にアイスや柿の種のおやつも出ました。
中でも私的にツボだったのが、フィンランドの有名ブランドで日本でもおなじみの「マリメッコ」のグッズが至る所にちりばめられていた事でした。ひざ掛けやクッションカバー、機内食のナプキンやコーヒーの紙コップまでがマリメッコで統一!スウェーデンに到着前からとてもテンションが上がりました。ヘルシンキで予想外に飛行機の時間が遅れましたが、それ以外は順調に進みました。

     
 マリメッコ…かわいいです


エミルさんと

 ストックホルムに到着すると、今回の研修をコーディネートされたエミルさんがお迎えをしてくださり、お顔を見てとても安心しました。エミルさんからは、地下鉄の乗り方、実習先までの移動手段、アパートメントの案内を受け、不安だったことが解消して少し安心しました。詳しいガイダンスは明日あるので、しっかり理解しようと思います。夕食はアパートメントの近所にあるピザ屋さんでご一緒し、ピザもパスタもどれも美味しく、研修1日目のスタートを幸せな気持ちで切ることができました。明日から張り切っていきたいと思います。