2017年10月19日木曜日

研修18日目 2017.10.18



とうとうスウェーデン滞在最後の日となりました。明日にはもう飛行機に乗って日本へ帰る予定です。いろいろ思うことはありますが、最後の一日、楽しんでいきます。

青柳はとりあえず今朝も湖のほとりをジョギングです。
滞在中お休みの日にはちょくちょく走っていました。ちょっとひんやりするぐらいの空気の中走り始め、だんだんと街が明るくなって体が温まっていくその変化を楽しんでいました。ホテルが湖のすぐ近くで、いつものコースにすぐ来れるのも、サボりぐせのある自分には合っていたと思います。シューズを持ってきて本当に良かった。

走っていると曇り空から日が差してきました。
コースも頭に入り、日々タイムが更新されていく喜び。
帰国後に健康診断もあるのです(笑)

ところどころにかわいらしい一軒家が。
北欧には本当にデザインセンスを感じます。

お昼ごろに3人で外出し、買い物をしながら以前お二人が休日に行った、日本語のメニューのあるお店に向かってぶらぶら歩きます。2日目にも同じコースを3人で歩いたのですが、その時の曇り空とは正反対の快晴でした。2日目には誰もまだ施設研修に行ってなかったんだな…などと考えながらお店に到着しました。
前回お二人はトナカイ肉を食べたとのことで、青柳も今日はチャレンジすることにしました。トナカイ初体験です。まず運ばれたのは今日のスープで、ニンジンのポタージュでした。とっても濃厚でクリーミーなスープ。とても美味しかったです。そして運ばれたのがトナカイ肉のステーキ。ちょっと独特の癖があるような気もしますが、クリームのソースと、こっちに来てもうおなじみになったベリーのジャムがうまくマッチして、これも美味しくいただきました。
にんじんスープ。絶品でした。

トナカイ肉。ボリュームも結構あります。
最終日に北欧らしいメニューを食べることができ、満足してこの旅も締めくくりです。


さて、最後にスウェーデン研修の感想を。
日々何があったかはほぼブログに乗せたので、改めて今感じていることをなんとなく書きつづりたいと思います。

この研修については入社時から知ってはいました。が、『どうしても行きたい!』といった感じでもなく、『まぁ、もし機会があったら行きたいかな』ぐらいのものでした。そうして日々を過ごし、今年は舞浜倶楽部に入社して4年目、介護福祉士を取得したのですが時にケアにおいて知識の不足を感じることも。また、入社からずっと同じユニットにいたため、自分の中で軽いマンネリがあったのも事実です。今回の募集を知ったのはそんな時でした。
ちょっと興味が湧いたところで説明会に出て研修について知り、過去のブログも読み返して、だんだんと行ってみたい気持ちが高まってきたのですが、一方で『海外研修なんて大丈夫だろうか』『言葉はどうするんだろう』『1か月は長いな』『もし行っても何もできないんじゃないか』『タクティール認定取れてないし』といった様々な不安がありました。迷っているうちに締め切りが来てしまい応募、筆記と面接の試験に臨んだというのが本当のところでした。
それでもスウェーデンの国について調べ、志望動機を考え、スウェーデンケアや舞浜倶楽部について学びなおしたりするうちにどんどん気持ちが高まってきて『ここまで来たら行ってみたいな』ぐらいにはなってきていました。目まぐるしい一週間の試験期間を終えて、3人全員合格と知らされたときは頑張りを認められたような気もして、とても嬉しかったのを覚えています。

青柳が今回の志望動機、および研修中の目標として考えていたのは①福祉用具の使用について②ユニットのアクティブについて③職員待遇や働き方について④その他なんでも学ぶ⑤観光 といった感じでした。スウェーデンは福祉国家で、いろいろな社会保障が充実していて、高齢者のケアについても最先端をいっているらしいから、きっといろんな新しい発見や知識を得ることができるはず!、と期待しながら準備をし、タクティールを頑張り(中島さん、ユニットの皆さん本当にありがとうございました)、とうとう出発の日を迎え、今回スウェーデンにやってきたわけです。

滞在中は本当にいろいろなことを学びました。詳細はブログ及び今後の報告会などで共有させてもらうとして、最初の1週間ぐらいはスウェーデンで見るものすべてが新鮮で、施設以外の場所でもいろんなものが珍しかったです。施設で実習をしていても、毎日の時間の流れ、いろいろなアクティブ、入居者への対応の仕方やケアの考え方、人員配置、毎日のシフト、職員間のコミュニケーション、家族対応、施設の設備…などなど。
特に、他の2人も書いていたと思いますが、『自己決定』の考え方や、それに基づいて実施されるケア、入居者と職員の距離感や関係性について、よく目にし、そして考させられる機会が多かったです。歩行や食事に関して、ウチなら付き添いだ介助だ、となるところをここではしっかり見守ったり、声をかけるのみにとどめている。舞浜倶楽部も『人格の尊厳』として、ここと共通の理念を謳っているのに、なぜこんなにも自分のユニットと雰囲気が違うんだろう、と。入居者の数?認知症の重さ?職員の経験?施設の広さやハード面の理由?スウェーデン人の国民性?もちろん日本と単純に比べることはできないのはわかっていますが、最初はなぜなんだろうなぜなんだろうと、ずっと考えていました。もっといえば、いままで自分のやってきたこと、日々ユニットで業務に追われていたあれは本当にケアだったのだろうか、というぐらいの思いまで、ふと感じていました。帰ったらどうすればいいんだろう、と。
そんな気持ちで当初はいましたが、だんだんと研修をこなして雰囲気に慣れて、いろんなことを教えてもらっていくうちに、ここのユニットも決して完全ではないんだ、と思うようになりました。毎日変化する入居者に対して職員も解決方法をみんなで考え、実行し、記録をして評価、というおなじみのサイクルでケアにあたっており、それは日本でも一緒だと。その途中でいろいろな壁があり、職員もイライラすることもあり、入居者の方も不穏になる…、そういったところも見えてくるようになりました。スウェーデンだからすごいんだ、という先入観があったような気がします。ただ、ここの職員は経験が長い人が多く、対応一つとってもちゃんと経験や知識に基づいて提案しており、そこは勉強させてもらおうと思いました。それからはもう肩の荷が下りたような気がして、残りの期間は、この施設と自分の施設との違いに焦点を当てて悩むよりも、自分がここの施設の職員として振舞いながら入居者と過ごし、ユニットの特徴を感じながら日々を過ごし、最終的にその雰囲気を持ち帰るようにしようと決めました。そう決めてからは毎日楽しく、考えすぎることなく日々過ごせたような、そしてそれはとても充実した日々だったといま思っています。研修中の写真を見返してみると、自分が楽しそうに写っている写真がたくさんあり、知識を得るよりももっと大切なものを経験できたのかな、と実感しています。

最後に一緒に研修に参加したお二人へ感謝。
2人とも富士見の方ということで、新浦安の自分は選考試験が初対面でした。そんな方と一緒にスウェーデンに行き、しかも長期にわたって滞在しなければならないということは、正直、人付き合いの苦手な自分にはハードルが高いように感じてしまっていました。
しかし、実際に現地に来てみると、そんな心配はいりませんでした。三浦さんはいつも気づきのある方で、あれしようこれしようといろいろ提案してくれて、すごいなぁと思っていました。毎日の食事も工夫しながら作っており、自分はあんまりお手伝いできないままでしたが、でも本当に助かりました。ケアについて話しても、しっかり考えて日々の研修に取り組んでいて、自分もしっかりしなくては、と思うことも多かったです。石井さんはスウェーデン2回目ということで、街にも色々と詳しく、おススメの観光地などを調べてくれたりもして、ありがたかったです。また、ブログを読んで思うのは、とてもセンスのある繊細な文章だな、ということです。読むだけでその情景が浮かんでくるような気にさせられることがよくありました。そしてそれは石井さんの人柄も表しているような、そんな気がします。
今思うのは、この3人でスウェーデンに来ることができて本当に良かったということです。

研修はこれでいったん終了ですが、むしろ日本に帰ってからのほうが大切ということを忘れず、スウェーデンボケにならないように気を付けつつ、毎日を過ごしていきたいと思います。
今回の研修に関わって下さった多くの皆様、本当にありがとうございました。

H.A


 さぁ、本日で本当の本当に最後の一日になりました。明日はフライトのため、街歩きや思い出の場所に行ってほっとすることも最後になります。やっぱり寂しいですね。充実した研修をさせてもらった施設を離れることも、慣れた街と離れることも。街歩きしながら心の中も整理します。


デコレーションかわいい!
まず出発前に簡単にスーツケースに荷物を詰めて、持ち物の確認と整理をします。ひと段落ついてから地下鉄に乗ってT-Centralenから新市街を歩いて買い物をしつつ、ガムラスタンに向かいます。今まで無かったイルミネーションのデコレーションがしてあり、夜はきれいなんだろうなと思います。ガムラスタンでは”3人で帰国直前にスウェーデン料理を食べよう!”と決めていたため、日本語メニューのあるお目当てのお店に入ります。以前トナカイ肉を食べたお店です。店員さんがとっても気さくで、たまに日本語でお話ししてくれます。一人ひとり別のメニューを頼みましたがどれもおいしく、量が多かったです。店内は落ち着く雰囲気でゆったりとする事ができました。食べながら研修の事を思い出したり、窓から見える光景になかなか来れる所じゃないからなぁと思い、寂しさが増します。

さぁて、何を食べようかな

それぞれ食べたいものを
私は自分のご褒美にステーキを♪
 
ガムラスタン
素敵な街です
また何度でも来たくなる街
昼食後はガムラスタンの街歩きとお土産屋さんを見て行きます。そのまま新市街まで歩き、今まで歩いたことのない少し離れた学校があるエリアまで歩いていきます。途中で教会に立ち寄り、落ち着いて暖かい雰囲気に包まれました。その辺りはローカル感のある地域で、観光客がくるような雰囲気はありませんでした。引き返して途中にあった小さな丘の上の公園に行き、ベンチに座ります。「もう明日帰国だね。」と口数少なく過ごします。それぞれ何か考えているようです。私も研修を振り返ります。

公園のやさしい木漏れ日の中で振り返り
風は冷たいですが

 研修ではまずベッドメイキングの仕方が分からなかったり(これがベッドカバーか!この足元にかけた布は何?とプチパニック)、テーブルセットもよく分からず、ケアを学ぶだけでなく、一般マナーについても知ることから始まりました。調理についても「○○を作るよ」と言われても何その料理?と完成した形が分からないまま調理をして、完成しても”何この料理は?”と思うこともしばしば。毎日覚えることが沢山あり、実際に介助ができるまでに、担当のRaquelさんに色んなことを学びました。言葉で教えてもらうことももちろん、行動や声掛け、表情、ジャスチャーから感じる事も多く、実際の現場を見て感じ取ることが沢山ありました。スウェーデン語が分からない私ですが、ご入居者と笑い合えたり、一緒にフィーカをできたことは、施設のスタッフの方々にサポートしてもらっていたからです。三浦さんの担当のErikaさんは、チームワークの良さに「小さな家族みたいでしょ?二人を受け入れると決まってから、皆と同じように関わりたいと思っていた。」と仰っていました。本当にその気持ちが嬉しく、出勤退勤時にはハグをして挨拶したり、「Are you OK?」と皆が気にしてくれたり、本当に暖かいメンバーの一員に少しでもなれたことがとても嬉しかったです。

 Raquelさんと一緒にいて感じた一番強い印象は、スタッフとご入居者、家族に対して愛情を持っていること。愛はすべての源だと仰っていたこと。関心を持つことから何でも始まっていくんだと感じます。皆さんは愛していますか?私はご入居者のケアについて考えることが多く、スタッフ同士のことについては考えが及んでいなかったことを反省しました。今ではもっとこう声をかけたいなとか、もっと仲間を大切にしあいたいなと思っています。皆がみんな愛情を持つべきだ!とは思っていません、色々な人がいて、色々な価値観があってチームは活きていくと思っているからです。お互い尊重しあっていきたいです。これからは私からの愛情を気持ち悪がらず、受け取ってもらえると嬉しいです(笑)先に言っておきますと、愛情の形は優しいだけではないですからね、そこはあしからず。

 また一番身近で助けてもらったのは三浦さん、青柳さんのお二人です。三浦さんは同じ職場で、学会に一緒に行ったりお話しすることもあり、とても心強かったです。研修に一緒に参加することが決まってからさらに食事に行っていろんな話をする中で、三浦さんと一緒に働けて嬉しいなと思っていました。スウェーデンではアパートメントで料理を考えたり、調理したりと考えて下さったことありがとうございます。いつも細かなところまで気付いて、心配りしてもらったこと、本当にうれしくて安心しました。私はもっと料理の腕を磨かないといけないなと思っています。また、私のフワッとした発言に対してびしっと返答して下さって助かりました。同じ施設の同じ階で実習なので、今日の出来事を話したり、ケアについてこれは良いよね、これはどうなんだろうねと正直に話し合って共有できたことがとても良い時間になりました。別のユニットだと分からないことや違いもあるため、すり合わせられたことでお互いの収穫を分け合えたことも、二人の価値観を共有できたことも貴重な体験でした。いつもありがとうございます。
 青柳さんは選考が始まってから初めてお会いして、決定してからも施設が別なためなかなか接点を持てずに研修がスタートしました。いつも背筋が伸びていて、冷静な青柳さん、女性2人と一緒で少し疲れてしまったかなと思ったり、心配したこともありました。アパートメントも部屋割りであまりくつろげなかったかなと思ったり。それでもいつも「大丈夫ですよ。」とケロッとしている青柳さん。別の実習先のため、ブログを見たり話を聞いてそれぞれの施設の情報共有ができたこと、嬉しかったです。いつも落ち着いて一緒に研修ができたこと心強かったです、いつもありがとうございます。
 お二人とは研修後の取り組みもありますし、今後も一緒に考えていけたらいいなと思います。これからも力を合わせてお願いします。

 長期研修を設けて下さった本社の方々、忙しいなか施設を抜けるということで負担をかけてしまった富士見の皆さん、ブログを読んでくださった方、コメントをいただいた方、私の家族も本当にありがとうございます。貴重な体験ができたことを皆さんに感謝します。これを個人の収穫にせず、日本に帰って会社に還元できるようにしていきたいです。皆さんと研修のお話をして色んな気持ちを共有したいです。お話しさせてください。よろしくお願いします。

N.I

 本日は研修最終日。3人ともお休みです。昨日までに今日の予定は相談してありましたので、朝もゆったりと余裕をもって過ごしました。(青柳さんは早朝ランニングに行っています)今日も見事な青空でした。
ガムラスタンのカフェ・イッレで昼食を食べること、日本へのお土産を買うこと、あとはストックホルム市内を満喫すること(ザックリしています)が本日の予定です。
私と石井さんは二度目、青柳さんは初めてのカフェ・イッレへお邪魔し、最高の昼食を楽しんだ後に街をブラブラ歩きます。ちなみにカフェ・イッレでは、日本人観光客の4人とも偶然一緒になり、少しお話をさせていただきました。街歩き中は、3人ともそれぞれに思い出に浸りながら歩いていたと思います。私は「本当にやり残したことはないかなー」と考えたりしていました。

 街歩き中に見かけた建物。
ちょうど14時で時計が鳴り始めました。
呼ばれたような気がして3人で近づいていきます。

敷地内にきれいな銀杏の木がたくさんありました。
看板には「ADOLF FREDRIK」と表記してあります。

大きく、きれいで白目の内装の教会です。中も明るく、オープンな印象です。
ちょうど、赤ちゃんを連れたパパやママが集まって、牧師さんがお話をされていました。
その会が終わるまでは、イスに座って静かに見学します。
赤ちゃんなので、途中ぐずったり泣きだす子もいますが、自由に抜けたりあやしたりと、とてもアットホームな感じで会が進められています。パパが赤ちゃんを連れて参加している方が多いのがとても印象的でした。日本は未だにママ参加率が圧倒的に高いのではないでしょうか?エミルさんから、スウェーデンも共働き世帯が多いと聞いています。
きっと男性も自然に子育てに参加していて、社会もそれを認めているんでしょうね。

 会が終わって解散したところで近づいて写真撮影。
キリストさまが光に照らされています。

天井を見上げるとこれまた素敵な絵が!
キリストが処刑され、復活されるまでを描いているようです。

今回のスウェーデン滞在で教会は5か所、行くことができました。
その内、偶然入れたのは今回の教会も含めて3か所です。
目的もなく、ブラブラ街歩きしていても教会に巡り合えます。

こちらも2階まで席があり、たくさん人が集まれる教会です。

帰ろうとしているとスタッフの方から声を掛けられました。
「どうしてこちらに寄られたんですか?」と。「観光です」と答えます。(面倒なので)
「日本人の方ですか?」「はい、そうです」と答えると両手を合わせて「こんにちは」ととびきりの笑顔をくださいました。日本人観光客は珍しかったのでしょうか。

さて、いよいよ明日がスウェーデンから日本へ帰国する日です。何度も言いますが、20日間あっという間の時間でした。ブログでも毎日、出来るだけご紹介してきたつもりですが、とても充実した内容の濃い日々でした。
施設実習では、エリカさんという本当に尊敬できるケアスタッフと出会い、担当していただくことで私は職種は違いますが、たくさんの学びと気づきを得ました。スタッフ間のコミュニケーションとチームワーク、リーダーシップの取り方。ご入居者との信頼関係の築き方、コミュニケーション方法の工夫、本人の自己決定を大切にすること、ご本人の要望に出来るだけ対応すること。介護技術の面でも福祉用具を正しく合理的に使用することやベッドの高さを細かく調整して相手も自分も守っていくこと、次にケアに入る人の為に細かく配慮しておくこと。ご家族とはやはり信頼関係をどのように気づくか、要望を実現する為の努力やその報告の大切さ等々。数え上げたらきりがありません。スウェーデンという文化も福祉の体制も違う土地で学んだ事なので、すべてを日本で取り入れられない事も理解していますが、きっとその中でも取り入れられる事はたくさんあると思います。舞浜倶楽部でどのように取り入れ、ご入居者やご家族へのサービスの向上、働いている職員の満足度の向上に繋げられるかを考えていくのが、今後の私達の大きな宿題だと思っています。
スウェーデンの観光でも、ガイドブックに載っているところはほとんど出向きましたし、教会や博物館等もたくさん、堪能しました。お食事もスウェーデンの伝統的な物から日本食はどのように現地の方に楽しまれているのか、まで体験することができました。ストックホルム市内は都会的で暮らしやすいですが、湖や森林、公園等の自然も十分にあり、旧い町並みがそのまま残っている地区もあり、観光スポットはたくさん。そしてどこに行っても街並みが絵になる素敵な街でした。一人で歩いていて怖い思いをしたこともありませんし、地下鉄も整っていて移動するのも楽でした。(もちろん、エミルさんの案内が初めにあっての事です)再び来ることができるなら、是非、夏に訪れたいと思います。

また、最後になりますが、今回の研修で一緒に行った石井さんと青柳さんにも感謝の気持ちを伝えたいと思います。
青柳さんの存在を初めて知ったのはスウェーデン研修の試験の時でした。それまでは同じ会社で働いていながら名前する知らなかったです(ごめんなさい)。研修枠は2名のところ、3名の応募者がいて初めは「富士見の二人でいけたらいいのに」と正直思っていました(かさねて本当にごめんなさい)。ですが、筆記試験で2日間、面接でさらに2日間とお会いして同じ時間(試験はつらい時間でしたね)を共有するうちに「あー自分も絶対行きたいし、せっかく3人で頑張っているんだから3人で行かせてくれないかなー」と勝手な想いが強くなっていました。結果的に社長たちの計らいで3人で特別に行かせていただけることが決まった時の喜びは未だにはっきりと覚えています。その直後、興奮覚めやらぬ時に青柳さんとまともに会話したと思います(たぶん)青柳さんの印象は日本にいた時から今日まで全く変わっていません。「クールで口数は少ないけど、話すと熱い思いも持ってるし、とても優しい人」という印象です。実習先が2か所に分かれる事が決まった時に迷いなく「自分が一人で行きます」と遠い方の施設に行くことを名乗り出てくれました。それがどういうことなのか、実際行ってみないとわかりませんでした。本当に遠い施設で、あの道のりを毎日通勤する自信は私には無いですし、一人で日本からの研修生としてスウェーデンの介護施設に行く勇気も…。また、海外での長期研修でしたので、今んな意味で男性にいてもらえると安心でしたし、アパートメントでの生活での家事も自然と手伝ってくれて、時には一品作って待っていてくれたり、とても器用な面も発見しました。トイレットペーパーもよく受付にもらいに行ってくれましたね。そして、環境的に1LDKでの女性二人との共同生活(青柳さんの寝起きするリビングには扉すらありません)、気疲れもあったでしょうが、それを感じさせない様子で休みの日には早朝ランニングに行き、私達の気ままな街歩きに文句も言わずに付き合ってくれたり、本当にありがとうございます。きっといい旦那さんになると思います!またまた、今回の研修ではパソコンとデジカメ、携帯を駆使してブログを毎日頑張りましたが、それらの電子機器の不具合の際にも青柳さんは大活躍でした。本当に頼れる存在でした。研修が終わったら、職場で会っても知らんぷり、は無しでお願いします(笑)私は勝手に親近感を持っていますので。新浦安フォーラムにはスウェーデン研修の先輩も複数いますし、その先輩方やブログを通じて共有してくれていた方達と頑張っていける体制がきっとあると思います。青柳さんなら今回の研修の成果を現場でもいかんなく発揮できると確信しています。もちろん、私が力になれることはお手伝いしますよ。そしてたまには、スウェーデン研修同期会を開催して思い出に浸るのもいいですね。
石井さんはもともと富士見で一緒に働いていて職場以外でも学会や食事に一緒に行く仲だったので、とても心強い存在でした。以前にスウェーデンに来た経験がある石井さんは、私にとってはリサーチャーであり、ガイドであり、時に自撮り棒代わり(笑)にもなり、そしてなにより最高のルームメイトでした。石井さんと同じ施設に実習に行けたからこそ、互いのユニットで知らない事を共有しあえたり、休みの日も「○○さん、今日はこんな様子でしたよ」「こんなアクティブがあったんですよ」と情報をもらえたりして、私だけではうまくいかなかったかもしれませんが、石井さんのおかげで施設実習をより充実した物にすることができました。そして、一番ありがたかったのは施設実習が始まってすぐ、私がいきなり風邪をひいてしまった時に温かくて食べやすいポトフを作って待っていてくれたことです。(ちなみに風邪薬もいただきました)今思い出しても涙が出そうになります。そのおかげで早目に持ち直し、無事に研修期間を終えることができました。石井さんの介護に対する想いもラッケルさんという素晴らしい担当者と出会い、たくさんの学びと気づきを得て、変わったところと変わらずに強くなったところがあると思います。今回の研修が終わっても石井さんとは富士見サンヴァーロで一緒に働くことができるのが、私にとって大きな励みになっています。一人では伝えられない事も石井さんと二人なら自信をもって伝えられると思うし、私が伝えきれなかったことを石井さんがフォローしてくれると信じています。日本に戻ってからも、私はケアマネジャーとして、石井さんはケア職員として立場は違いますが、富士見内では唯一のスウェーデン長期研修経験者そして同期生として、一緒に頑張っていきましょう。富士見サンヴァーロでもきっと私達を温かく受け入れてくれる体制が整っていると思います。
今、心の底から思うのは「今回のスウェーデン研修をこの3人で来られて本当によかった」と言うことです。お互いに補足しあい、共有し合いながら施設実習も観光も楽しみ、満喫することができました。二人の想いや考えに共感したり、エピソードに刺激を受けたり、普段話せない事を話せたことで研修がより充実した事は言うまでもありません。日本を離れて異国の地で3人で協力できたからこそ、大きな事故や怪我、トラブルもなく、過ごす事ができました。もちろん、一人一人の努力があったからこそ、です。私は一番年上で会社での勤務年数が長いのにも関わらず、二人にお世話になるばかりだった事を反省しています。もっともっとしっかりしないといけません。

とりとめもなく、思いつくことを書いてきてしまいましたが、しっかりまとめて皆さんに報告するのはスウェーデン研修の報告会とさせていただきたいと思います。私の研修の目標達成度合いは現時点で70%でしょうか。この数日は寂しい気持ちと嬉しい気持ちと日本に帰るのが楽しみな気持ちと荷物をまとめるのが面倒な気持ちといろんな感情が入り乱れていて、気持ちの整理は到底つきそうもありません。
ですがまずは、これまでスウェーデンでお世話になった方々、一緒に研修した二人、日本で温かく応援してくれていた方々に感謝の気持ちを伝えたいです。こんなに楽しく充実した研修ができて本当に感謝しています、ありがとうございました。タックソーミュッケ!

富士見サンヴァーロ 三浦

31 件のコメント:

  1. 返信
    1. 中島さん、たくさんのコメントと励ましのお言葉ありがとうございました。荷づくりが済んでいよいよというところです。無事に帰れますように 富士見三浦

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    2. 中島さんありがとうございます。
      共感して下さっていたご様子で、コメントがとても嬉しかったです。
      空港のチェックインから緊張ですよ、英語ですね、頑張って帰ります。
      富士見 石井

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    3. 中島さんありがとうございます。
      これから日本に帰ります。スウェーデンの話をいろいろしましょう。
      新浦安 青柳

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  2. 途中から涙で目がかすみ、読めませんでした・・・。
    本当にお疲れ様でした!
    北島学

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    1. 北島さん、研修前から本当にお世話になりました。選考があって、研修前の研修があって、ブログも読んでくださって、コメントありがとうございます。これからの取り組みもありますので、もちろん3人も力を合わせていきます、相談等お力添えを頂ければなと思います。
      ありがとうございます。
      富士見 石井

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    2. 北島さん、中国からお帰りですか!コメントありがとうございます。
      今回のスウェーデン長期研修では、応募から試験、選考、出発前研修そして見送りまで本当に何から何までお世話になって…。北島さんの存在があったからこそ、私達もスウェーデンで頑張れたし、無事に研修を終えることができました。本当に感謝します。
      日本に3人そろって戻り、改めてお礼が言えるのを楽しみに、キャビアペーストも忘れずに買って帰りますね! 富士見三浦

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    3. 北島さんお疲れ様です。
      最後まで研修を終えることができたのも、北島さんがいてくれたからです。本当に本当にお世話になりました。ありがとうございました。
      日本でお会いするのが楽しみです。
      新浦安 青柳

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  3. 研修、Blog更新お疲れ様でした!
    Blog、たのしかったです。
    みんなのコメントもよめて、やりとりもできて。
    私も関わるすべての人に愛、思いやり、尊敬をわすれずに接したいとおもってます。
    Blogを読むまえは舞浜倶楽部に戻ってきたもの、目標もなくモチベーションもあがらずモヤモヤしていましたが、このBlogのおかげで、目標もできたので、みなさんに感謝してます。
    愛をこめて3人のかえりを待ってます。
    富士見 串崎

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    1. 串崎さん、いつもコメントありがとうございます。コメントでやりとり出来るのも今日が最後かな、そう考えるとさびしいけど日本に帰ってからたくさんお話しできますね!
      串崎さんがモチベーションが上がってブログを楽しんでくれているのがこちらにも伝わってきて、私達のモチベーションも維持されましたよ、本当に嬉しいし、感謝です。串崎さんの目標、みんなで共有してサポートしますからね。
      愛を感じながら帰ります。 富士見三浦

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    2. 串崎さんいつもありがとうございます!コメントも嬉しかったです。いつも励まされました。目標も出来たようで、素敵ですね。私も一緒に取り組んでいきたいです。
      無事に帰ります。
      富士見 石井

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    3. コメントありがとうございます。愛をいただきました(笑)
      富士見と新浦安ですが、日本でお会いできるのを楽しみにしています。
      新浦安 青柳

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  4. お疲れ様でした!
    毎日blogを読むのが日課で
    なんだかわたしも寂しいです。
    blogと通して学んだことも
    たくさんあります✧
    ぜひ出勤してきたらいろいろなことを
    教えて頂きたいです♡
    浦安は雨が続きとても寒いです。
    帰り気をつけてくださいね✧
    富士見 宇田川

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    1. 宇田川さん、コメントありがとうございます。
      こちらは快晴ですが、浦安は雨が続いているんですね。覚悟して帰ります。
      毎日のブログ、楽しみにしてくれてありがとうございます。私達もしばらくは「スウェーデンロス」の状態が続くと思いますが、研修で抜けた分、戻ってから皆さんと一緒にしっかり頑張っていきますね! 富士見三浦

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    2. 宇田川さんいつもありがとうございます!嬉しいです。
      宇田川さんのコメントを見るといつも元気が出ました。
      そちらは雨が続いているんですね、、寒いのかぁ。研修中は東京よりもストックホルムの方が暖かい日もありましたから驚きです。
      帰りに気を付けます、ありがとうございます♪
      富士見 石井

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    3. コメントありがとうございます。
      滞在中、ブログの存在が自分にとっても大きかったです。
      帰ってからもいろいろ頑張っていきたいと思います。
      ありがとうございました。
      新浦安 青柳

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  5. 皆さん、研修・Blogの更新、お疲れ様でした。
    今回初めてBlogを見て色々と刺激を受けました。今後時間が空いている日でも今までのBlogを見てみようと思います。

    今日、こちらは衛生研修がありまして、衛生委員としてのパワポ作成や発表が無事に終わりました。これから、感染症が流行る時期にもなってきますので、私らもそうですが、お三方も帰国時・そしてこれからも体調には気をつけてください。

    青柳さん。出勤しましたら、情報共有しましょう。色々と・・・(笑)

    新浦安 吉見

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    1. 吉見さんコメントありがとうございます。
      衛生委員会のお仕事も頑張っておられるんですね、私達は健康に帰国することができました!
      新浦安だけでなく、富士見とも情報共有お願いしますね! 富士見三浦

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  6. お疲れ様でした!
    (本当は何行もコメント書きましたがやめました。お疲れ様でした!の一言に全てを込めて。)

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    1. 公子さん、やっと帰国できました!
      いつもコメントありがとうございます、とても力をいただきました。
      今回の研修でスウェーデンが本当に好きになりました。
      今後も色々とお話しさせてください。
      富士見 三浦

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  7. 今日の午後富士見のご入居様のK.M様と
    ブログを見ました。
    K.M様より
    「みんな頑張ったんだね!いい顔してる!帰ってくるのが楽しみだよ!」と話されてました。
    K.M様も足踏やリハビリを
    頑張っている様子です♪

    富士見 宇田川

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    1. 宇田川さんコメントありがとうございます。そしてKM様も一緒に見てくれたのかな、嬉しいです。
      日曜日には出勤しますので、元気なお顔を見せられるように…調子整えていきますね。
      富士見 三浦

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  8. みなさま毎日の研修、ブログお疲れ様でした。
    無事に日本に帰ってこれます様に・・
    お待ちしております。 塙

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  9. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  10. 三浦さん、石井さん、青柳さん。20日間の研修ほんとうにお疲れ様でした。
    まずは、大きな事故や病気がなく乗り越えられたようで安心しました。慣れない土地や言葉の中での研修は想像を絶するほど緊張するでしょうし(私は5日目で割れるんじゃないかと思うくらいの緊張性頭痛を発症させました)、毎日のブログも大変だったと思います。コメントなかなか残せなかったのですが、毎日ブログ読んで、スウェーデンを想像して楽しませてもらったり、ケアを行う上でも緩和ケア理念はもちろん寄り添い方やプロ意識について何度も考えさせられ…まだまだ頑張らなきゃなあと励まされました。
    とってもいいチームですね!そんな3人の報告会を楽しみにしています。
    その前に無事に帰国できますように!
    富士見 今泉

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    1. 今泉さん、コメントありがとうございます。帰国時にトラブルはありましたが、3人とも心身ともに健康で帰れたことに感謝です。
      ブログ頑張れたのは、自分達の記録として残したかった気持ちと日本で応援してくれてる皆さんと共有したい気持ちと両方あったように思います。皆さんのコメントに支えられて最後まで頑張れました。本当にありがとう!!今泉さんも色々考えたり、楽しんでくれるネタになってたら良かった。スウェーデンの話やそれ以外もたくさん話していきましょう。私はまず、時差ぼけとスウェーデンロスから立ち直らないと…(笑)
      報告会、3人で打ち合わせしながら頑張ります! 富士見三浦

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  11. 研修お疲れ様でした。最後のブログでのコメントで申し訳ありません(汗)ブログからスウェーデンの国の美しさと豊かさがとても伝わり、本当に素敵な国なんだなと実感しました。今は飛行機の中でしょうか…。気をつけて帰って下さい!三浦さん、歯ブラシ使って下さりありがとうございました(^^) 富士見 田子

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    1. 田子さんコメントありがとうございます。
      歯ブラシと歯磨き粉、しっかり使わせてもらいましたー!
      スウェーデン本当に素敵な国でしたよ、伝わって良かった!!
      富士見 三浦

      削除
  12. 皆さん、研修お疲れ様です。帰宅便で大変そうですが、帰宅後時差で身体の調子崩さないようお身体に気をつけて下さい。富士見で待ってます。
    富士見 小島美寿々

    研修お疲れ様でした。三浦さん、石井さん、青柳さんの3人で行かれたこと本当によかったと思います。毎日のプログの更新は大変だったと思います。
    このプログ、携帯に大切に入れておきます。
    日本は寒くなりましたよ。気をつけて帰って来て下さいね。
    富士見 山下

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    1. 小島さん山下さん、コメントありがとうございます。
      ヘルシンキでは、飛行機が引き返すと言うトラブルに見舞われましたが、お陰でヘルシンキでも1泊することができました。さすがに観光は無理でしたが…
      日本は雨が続くようですね、時差ぼけ等々、早目に対応できるよう調子を整えていきます。 富士見三浦

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  13. 2017年10月21日13:30、青柳・三浦・石井の3名が無事羽田空港に帰国しました。ハプニングで、ヘルシンキ1泊、そこから北京経由で羽田にと、回り道でしたが、お帰りなさい!! そしてお疲れ様でした。しばらくは時差ぼけとの戦いですが休養をとったら待っています。ところで、顔の写っていないブログの写真を5枚使わせて下さいね。特にNKデパートの写真。ありがとう。

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