Hej! Det har regnat nyligen.(最近雨が続いています。)
昨日は夜勤明けで雨も降っていましたし、折り返し地点ということで宿泊先でブログを打ち込みながら、しっかりと心と体を充電しました。
研修先施設近くを通るnypon(野ばらの実)(左:10/9、右:今日) |
さて今日からの研修、頑張っていきたいと思います!
今日は2Fユニットでの11:45~20:45出勤となります。主にカタリーナさんとインゲヤードさんと一緒に働きました。
11:45 ダイニングにて職員間で申し送りおよび会話をされていました。
12:00 昼食開始。ダイニングにてA様とB様と職員と一緒に召し上がりました。
12:30 D様の休みをとるためベッドへの移乗介助実施。今日はシャワー浴の日だとのことで、この後行うそうです。体位変換するときに窓を眺めて頂くように右側臥位にしていました。このような入居者様の小さな楽しみを提供することも大事だなと感じました。
その後にC様のベッドへの移乗介助および排泄介助を実施しました。ベッド臥床した後にカタリーナさんが排泄担当、インゲヤードさんが補助担当としっかりと役割分担をしているのを見受けられました。
13:15 エミルさんとイトウさんが来所(エミルさんも来てくださいました)。詳しい内容は最後の方で。
17:00 2Fユニットに戻って、インゲヤードさんから「A様と一緒にいてほしい」とのことで、リビングにてA様と一緒にTV鑑賞しました。時に少し険しい表情が見られることがありますが、次第に笑顔になっていくのを見て感じ取れました。その間にカタリーナさんがC様、インゲヤードさんがD様の食事介助に入られていました。
17:30 夕食開始。ダイニングにてA様とB様と職員と一緒に召し上がりました。夕食時にカタリーナさんとインゲヤードさんが3Fユニットの入居者様についての話をされている時がありました。そのユニットだけではなく、他ユニットでの情報共有もしっかりと行っているなと感じました。
18:00 C様のオヤスミケア実施。カタリーナさんとインゲヤードさんの2人で実施されていました。この時に寝間着は以前紹介した「つなぎ服」を着させて、排泄アイテムは夜用のパットではなく、TENA FLEXと薄型のパンツを履かせていました。なぜこのような対応しているのかをインゲヤードさんに聞いたところ、「パットをつけると、C様が排尿や排便が出たときに、色々なところを触ってパットがズレて、終いには外れてしまうことがあり、職員間で色々と検討した結果、こうなった。」と説明してくださいました。
その後にY様の夕食の準備をして食事介助に入りました。そして排泄介助に入りました。この方は、毎週の月曜日と木曜日に定期的に下剤(液体の浣腸薬)を入れていると説明されました。
19:00 山下さんと合流して、明日の昼食の準備をしていました。何をするかは次回のお楽しみ。
さて、今日はエミルさん、イトウさん、レナさん、正看護師のカタリーナさんと一緒に4Fのミーティングルームにて2回目の話し合いを行いました。
私からは3つ紹介したいと思います。
Q1:以前ブログでも紹介した「Y字ベルト」や「つなぎ服」、「4点柵ベッド」(今頃気づきました)、いわゆる「身体拘束」に関して、ご家族様への同意書があるのか? ケアプランに入っているのか?ご本人様にとって苦痛ではないのか?
A:結論から言うと、家族様への同意書はなく、ケアプランにも入っていません。ただその代わりに、入居前にご本人様またはご家族様にしっかりと説明をしているとのことです。身体拘束を始めるときも事前にご家族様にその経緯等を説明し、ご家族様から反対するようなことがあったら議論する必要があるとのことです。もちろん記録も入れていて、その記録を社会庁(日本でいう厚生労相みたいな)がチェックをしているとのことです。その社会庁からダメ出しをくらったことはないそうです。
今回の施設は、他のスウェーデンの施設とは特殊であるとのこと。例えば病院から「この方がうちの病院では対応できないから、そちらで対応してくれませんか?」と依頼されることがあるとのことです。また他施設からも依頼されることもあるそうです。よくベッドの柵を使わないルールがあるが、入居者様によってそれを転倒リスクが高くなることがあります。なのでその方の「安全」を考慮して、身体拘束を実施しているとのことです。Y字ベルトやつなぎ服も同様です。でもただ身体拘束をしているのではなく、入居者様1人1人の生活歴等をアセスメントし、みんなで考えてサービスを提供しています。この施設に入居して落ち着いて過ごされた(過ごされている)ケースはあるとのことです。それはしっかりと職員と入居者様とコミュニケーションをとっているからこそだと思います。よってご本人様にとって苦痛はないとのことです。
Q2:ここの施設の職員はほとんど「楽しい」という言葉が出てきますが、指導者のレナさんにとって、仕事していく中で大切にしているものは何ですか? 入居者様の尊厳? それとも職員の働きやすさ?
A:両方大切にしています。職員が言わないことをしっかりと見なければいけません。職員同士の喧嘩があったときはすぐに対応し、職員が文句を言う前に見なければいけない。やはり精神的に強い意志が無ければ働けない。プライベートの時は仕事のことは考えない。アットホームな雰囲気作りも大事しています。実際、ある程度ケアが終わって落ち着いているときに、入居者様について話をしたり、何気ない話(例えばお花の話や子供の感染症について等)をしたり、ある職員の人生において相談をしたり(この時話す場所は違う所だと思いますが)という雰囲気を作っているとのことです。また職員とのフィードバックも行っているとのことです。
Q3:この施設では半分は移民出身者であることで、どうやって移民ならではの言語や文化の違いを乗り越えて、ケアを提供しているのか? 実際に認識のズレというのはあるのか?
A:色々な宗教を抱えている職員はいるが、ここはスウェーデンという国であるから、その国のルールや文化等を説明をしなければいけないとのことです。もちろん以前ブログでも説明があった通り、スウェーデン語を喋らなければ雇わないということです。ケアを説明する時に、お互いにしっかりと確認し合っています。ズレというのはないが、ケアプラン通りにやらないとご本人様が落ち着かないケースがあるみたいなので、そこは確認をして説明をしているとのことです。
以上になります。また来週の火曜日にエミルさん達が来て下さるとのことで、本当に心強く、感謝しています!それまでにまた山下さんと情報共有してまとめていきたいと思います。ブログを閲覧している皆さんも、「何かこれを聞いてほしいな。」という意見があればコメントをお願いします。
吉見
山下です。夜勤が終わり、今日は遅番です。もう2/3施設研修が終わってしまいました。「あと何日で施設研修も終わりだ~」とカウントダウンに入り、センチメンタルになっています。出勤途中の木の葉もすっかり鮮やかな赤色や黄色に色づき、目を楽しませてくれます。きれいだな~。
今日はSQCの裕子さんが来て下さるとのことで、楽しみにしていました。
13時、裕子さんが到着。そしてコーディネーターのエミルさんも一緒です。
裕子さんに久しぶりにお会い出来て、とてもうれしかったです。そして、エミルさんが来て下さると、心強く、いつも私たちの力になってくれます。
私たちは実習の中で疑問に思ったことや、質問したい内容をあらかじめ準備して、それに対しミーティングでリーダーのレナさん、正看護師のカタリーナさんが答えてくれました。そして、エミルさんと裕子さんが翻訳してくれ、かけはしになってくれました。
その中の5つをご紹介します。
Q.シルヴィアシスター(認知症ケアのスペシャリスト)はいますか。
A.シルヴィアシスターはいないけど、教育は受けています。シルヴィアシスターはもう少し大きな施設にいると思います。
Q.スウェーデン発祥のタクティールケア、ブンネメソッドを知っていますか。
A.タクティールケアは知っています。ここでも実施しているし、2人が資格を持っています。ブンネメソッドは知りません。
Q.どのようなアクティビティをしていますか。
A.1対1のマンツーマンがほとんどです。近くのピザ屋に行ったり、宮殿に行ったり、IKEAに行ったり(笑)。前にオペラが好きだって言うから、オペラに行ったら歌うことが好きで歌い出しちゃって。指揮者に振り向かれたことがあったわ(笑)。
あと、アクティビティで言えば、M様は「自分で食器を片づけること」が彼に対してのルール。彼がそれを出来ることを私たちは知っているから。それが小さなアクティブにもなっている。
Q.ケアプランについて。
A. 内容は、視力、聴覚、清潔、排泄、口腔ケア、更衣、移乗、食事形態、クスリ、転倒リスク、栄養状態、アクティビティ、1日の流れが細かく書かれています。そして、内容を社会庁がチェックします。BPSDの記録は大変すぎて出来ていません。スウェーデンにはBPSDチームがありますが、私たちの方が知識がある。私たちはプロだから。
ケアプラン通り出来ていないとクビにします(笑)。時間がたつと慣れてしまって、忘れてしまったりするから勉強することも大事。
(実際にY様のケアプランを用意して下さいました。)
Q.日本の入居者様より、こちらの入居者様の方がBPSDが落ち着いている感じを受けたが。
A.最初の入居当時はみんな大変だった。「クスリ、正しいケア、明確なルール」。そして、食べること、一日の流れが大事。ダメなことはダメ。でも入居者様のことを聞くことも大切だし、職員が大切に想っていることを伝えることも大事。放尿、放便はルールを厳しく、必要に応じてオムツを使う、つなぎを使う、夜は寝ることを大切にする。寝れない時はクスリを使う。
例えば、R様。最初の頃は強制保護で来て、当時、警察官が来たこともあった。暴力があったら、私たちは体を引くのではなく、前に向かっていく。「私はあなたを恐くない!」と。そして安心させる。ある期間は向精神薬「リスぺリドン」だったり、クスリを飲むことも大事。彼は幻覚もひどく対応に1年掛かった。彼と信頼関係が出来たから、クスリを減らすことが出来た。それは、ドクターが施設看護師を信頼してくれているから。
強いクスリは社会庁もチェックする。経験、実績のないドクターは強いクスリを出したがらない。正看護師も経験が浅いと上手くドクターと連携が取れない。
家族にも理解してもらうことも大切よ。
私はこの話しを聞いて、「重度認知症患者のための施設というけど、日本のBPSD患者さんの方が症状が重くて大変!」と思っていた自分が恥ずかしくなりました。最初は皆さん大変な症状で入所してきて、それに対して、「クスリ、正しいケア、明確なルール」でここまで穏やかな施設にしていることに改めてすごいことだと思いました。
そして、認知症緩和理念の4本の柱「症状のコントロール」「チームワーク」「家族支援」「コミュニケーションと関係」が揃った認知症ケアとは、こういう事をいうんだと教えてもらいました。
私たちのたくさんの質問に丁寧に的確に答えてくれ、「時間ならまだ大丈夫よ。何でも聞いてね。」と優しく気さくな人柄のレナさん、カタリーナさんに心から感謝します。
お二人の入居者様、家族様との信頼関係は揺らぐことはないと思うし、自信に満ちた姿は私たち介護職員の誇りです。
貴重な時間を本当にありがとうございました。
今日という日にも、感謝して。
山下
11:45 ダイニングにて職員間で申し送りおよび会話をされていました。
職員間での会話の様子。ソファーや椅子に座って会話をされています。 |
昼食(チキンのココナッツクリーム付き、サラダ、ポテト(ごはんは自分の好みでのせちゃいました)) |
その後にC様のベッドへの移乗介助および排泄介助を実施しました。ベッド臥床した後にカタリーナさんが排泄担当、インゲヤードさんが補助担当としっかりと役割分担をしているのを見受けられました。
13:15 エミルさんとイトウさんが来所(エミルさんも来てくださいました)。詳しい内容は最後の方で。
17:00 2Fユニットに戻って、インゲヤードさんから「A様と一緒にいてほしい」とのことで、リビングにてA様と一緒にTV鑑賞しました。時に少し険しい表情が見られることがありますが、次第に笑顔になっていくのを見て感じ取れました。その間にカタリーナさんがC様、インゲヤードさんがD様の食事介助に入られていました。
A様と一緒にTV鑑賞。私が隣に座ると、左太腿に手をのせてくださいます。 |
夕食(ソーゼージ、サラダ、ポテト) |
左:以前紹介した「つなぎ服」。右:夜はTENA FLEX Maxiを使用。 |
19:00 山下さんと合流して、明日の昼食の準備をしていました。何をするかは次回のお楽しみ。
さて、今日はエミルさん、イトウさん、レナさん、正看護師のカタリーナさんと一緒に4Fのミーティングルームにて2回目の話し合いを行いました。
私からは3つ紹介したいと思います。
Q1:以前ブログでも紹介した「Y字ベルト」や「つなぎ服」、「4点柵ベッド」(今頃気づきました)、いわゆる「身体拘束」に関して、ご家族様への同意書があるのか? ケアプランに入っているのか?ご本人様にとって苦痛ではないのか?
A:結論から言うと、家族様への同意書はなく、ケアプランにも入っていません。ただその代わりに、入居前にご本人様またはご家族様にしっかりと説明をしているとのことです。身体拘束を始めるときも事前にご家族様にその経緯等を説明し、ご家族様から反対するようなことがあったら議論する必要があるとのことです。もちろん記録も入れていて、その記録を社会庁(日本でいう厚生労相みたいな)がチェックをしているとのことです。その社会庁からダメ出しをくらったことはないそうです。
今回の施設は、他のスウェーデンの施設とは特殊であるとのこと。例えば病院から「この方がうちの病院では対応できないから、そちらで対応してくれませんか?」と依頼されることがあるとのことです。また他施設からも依頼されることもあるそうです。よくベッドの柵を使わないルールがあるが、入居者様によってそれを転倒リスクが高くなることがあります。なのでその方の「安全」を考慮して、身体拘束を実施しているとのことです。Y字ベルトやつなぎ服も同様です。でもただ身体拘束をしているのではなく、入居者様1人1人の生活歴等をアセスメントし、みんなで考えてサービスを提供しています。この施設に入居して落ち着いて過ごされた(過ごされている)ケースはあるとのことです。それはしっかりと職員と入居者様とコミュニケーションをとっているからこそだと思います。よってご本人様にとって苦痛はないとのことです。
Q2:ここの施設の職員はほとんど「楽しい」という言葉が出てきますが、指導者のレナさんにとって、仕事していく中で大切にしているものは何ですか? 入居者様の尊厳? それとも職員の働きやすさ?
A:両方大切にしています。職員が言わないことをしっかりと見なければいけません。職員同士の喧嘩があったときはすぐに対応し、職員が文句を言う前に見なければいけない。やはり精神的に強い意志が無ければ働けない。プライベートの時は仕事のことは考えない。アットホームな雰囲気作りも大事しています。実際、ある程度ケアが終わって落ち着いているときに、入居者様について話をしたり、何気ない話(例えばお花の話や子供の感染症について等)をしたり、ある職員の人生において相談をしたり(この時話す場所は違う所だと思いますが)という雰囲気を作っているとのことです。また職員とのフィードバックも行っているとのことです。
Q3:この施設では半分は移民出身者であることで、どうやって移民ならではの言語や文化の違いを乗り越えて、ケアを提供しているのか? 実際に認識のズレというのはあるのか?
A:色々な宗教を抱えている職員はいるが、ここはスウェーデンという国であるから、その国のルールや文化等を説明をしなければいけないとのことです。もちろん以前ブログでも説明があった通り、スウェーデン語を喋らなければ雇わないということです。ケアを説明する時に、お互いにしっかりと確認し合っています。ズレというのはないが、ケアプラン通りにやらないとご本人様が落ち着かないケースがあるみたいなので、そこは確認をして説明をしているとのことです。
以上になります。また来週の火曜日にエミルさん達が来て下さるとのことで、本当に心強く、感謝しています!それまでにまた山下さんと情報共有してまとめていきたいと思います。ブログを閲覧している皆さんも、「何かこれを聞いてほしいな。」という意見があればコメントをお願いします。
吉見
山下です。夜勤が終わり、今日は遅番です。もう2/3施設研修が終わってしまいました。「あと何日で施設研修も終わりだ~」とカウントダウンに入り、センチメンタルになっています。出勤途中の木の葉もすっかり鮮やかな赤色や黄色に色づき、目を楽しませてくれます。きれいだな~。
今日はSQCの裕子さんが来て下さるとのことで、楽しみにしていました。
13時、裕子さんが到着。そしてコーディネーターのエミルさんも一緒です。
裕子さんに久しぶりにお会い出来て、とてもうれしかったです。そして、エミルさんが来て下さると、心強く、いつも私たちの力になってくれます。
私たちは実習の中で疑問に思ったことや、質問したい内容をあらかじめ準備して、それに対しミーティングでリーダーのレナさん、正看護師のカタリーナさんが答えてくれました。そして、エミルさんと裕子さんが翻訳してくれ、かけはしになってくれました。
その中の5つをご紹介します。
Q.シルヴィアシスター(認知症ケアのスペシャリスト)はいますか。
A.シルヴィアシスターはいないけど、教育は受けています。シルヴィアシスターはもう少し大きな施設にいると思います。
Q.スウェーデン発祥のタクティールケア、ブンネメソッドを知っていますか。
A.タクティールケアは知っています。ここでも実施しているし、2人が資格を持っています。ブンネメソッドは知りません。
Q.どのようなアクティビティをしていますか。
A.1対1のマンツーマンがほとんどです。近くのピザ屋に行ったり、宮殿に行ったり、IKEAに行ったり(笑)。前にオペラが好きだって言うから、オペラに行ったら歌うことが好きで歌い出しちゃって。指揮者に振り向かれたことがあったわ(笑)。
あと、アクティビティで言えば、M様は「自分で食器を片づけること」が彼に対してのルール。彼がそれを出来ることを私たちは知っているから。それが小さなアクティブにもなっている。
Q.ケアプランについて。
A. 内容は、視力、聴覚、清潔、排泄、口腔ケア、更衣、移乗、食事形態、クスリ、転倒リスク、栄養状態、アクティビティ、1日の流れが細かく書かれています。そして、内容を社会庁がチェックします。BPSDの記録は大変すぎて出来ていません。スウェーデンにはBPSDチームがありますが、私たちの方が知識がある。私たちはプロだから。
ケアプラン通り出来ていないとクビにします(笑)。時間がたつと慣れてしまって、忘れてしまったりするから勉強することも大事。
(実際にY様のケアプランを用意して下さいました。)
ケアウラン 1ページ目 |
2ページ目 |
3ページ目 |
Q.日本の入居者様より、こちらの入居者様の方がBPSDが落ち着いている感じを受けたが。
A.最初の入居当時はみんな大変だった。「クスリ、正しいケア、明確なルール」。そして、食べること、一日の流れが大事。ダメなことはダメ。でも入居者様のことを聞くことも大切だし、職員が大切に想っていることを伝えることも大事。放尿、放便はルールを厳しく、必要に応じてオムツを使う、つなぎを使う、夜は寝ることを大切にする。寝れない時はクスリを使う。
例えば、R様。最初の頃は強制保護で来て、当時、警察官が来たこともあった。暴力があったら、私たちは体を引くのではなく、前に向かっていく。「私はあなたを恐くない!」と。そして安心させる。ある期間は向精神薬「リスぺリドン」だったり、クスリを飲むことも大事。彼は幻覚もひどく対応に1年掛かった。彼と信頼関係が出来たから、クスリを減らすことが出来た。それは、ドクターが施設看護師を信頼してくれているから。
強いクスリは社会庁もチェックする。経験、実績のないドクターは強いクスリを出したがらない。正看護師も経験が浅いと上手くドクターと連携が取れない。
家族にも理解してもらうことも大切よ。
私はこの話しを聞いて、「重度認知症患者のための施設というけど、日本のBPSD患者さんの方が症状が重くて大変!」と思っていた自分が恥ずかしくなりました。最初は皆さん大変な症状で入所してきて、それに対して、「クスリ、正しいケア、明確なルール」でここまで穏やかな施設にしていることに改めてすごいことだと思いました。
そして、認知症緩和理念の4本の柱「症状のコントロール」「チームワーク」「家族支援」「コミュニケーションと関係」が揃った認知症ケアとは、こういう事をいうんだと教えてもらいました。
私たちのたくさんの質問に丁寧に的確に答えてくれ、「時間ならまだ大丈夫よ。何でも聞いてね。」と優しく気さくな人柄のレナさん、カタリーナさんに心から感謝します。
お二人の入居者様、家族様との信頼関係は揺らぐことはないと思うし、自信に満ちた姿は私たち介護職員の誇りです。
貴重な時間を本当にありがとうございました。
左:エミールさん、中央:カタリーナさん、右:レナさん |
中央:SQCの裕子さん |
今日という日にも、感謝して。
山下
お疲れ様です、きはち今泉です。
返信削除研修始まって2/3が過ぎただなんて!早い!
私たちは20日間だったので、ちょうど1年前の今頃は「あ~帰りたくない~」って思ってました笑 お二人はまだあと10日もあるなんて羨ましい!しっかり満喫してきてくださいね。
質問です。この施設はコミュニケーションと関係をとても大切にしているのを感じましたが、それなのにどうしてユニットごとの所属になっておらず、日によって勤務するユニットが変わるのでしょう?また、コンタクトパーソンはいないようですがどうしてでしょう?
ゴットランドには行けそうですか?笑 あとはじめのほうに行かれた市庁舎もぜひガイドツアーで中に入ってみてほしいです。とても煌びやかで素敵なのでお二人も好きなはず!
今泉さん、コメントありがとうございます。
削除ホーベリヤゴードは入居者数12名、2つのユニットという小さな施設です。職員全員が12名の入居者の身体状況の把握や、コミュニケーションが取りやすいうに所属ユニットを決めていないのではないでしょうか。コンタクトパーソンは入居者様1名に対して、2名の職員がついています。手厚いケアですね。
帰りたくないです!(笑)あと1/3悔いのないように頑張ります。
ゴッドランドにも行きたいです!ストックホルムも満喫したいです!そしてスウェーデンをもっと、もっと知りたいです。都会でありながら緑と水辺が近い、豊かな自然に囲まれたストックホルムが私はとても好きです。
今日は休みなので、これから市長舎ガイドツアーに行ってこようと思っています。
山下
今泉さん、コメントありがとうございます!
削除質問に関しては、山下さんが答えてくださった通りです。実際に3Fの事務室にコンタクトパーソン表がありました。
私もスウェーデン、そして研修先の施設から離れたくないです!(笑)
ゴッドランドに関しては日程的には可能です。ただ私は過去に行っていない場所にも行きたいので、計画中です(笑)。
ストックホルム市庁舎のガイド付きツアー、行けたら見たいですね。
残り、しっかりと満喫してきます!
吉見
山下さ~ん、吉見く~ん、元気ですかぁ~?!
返信削除元気があれば何でもできる!
元気がなければ、お話ししよう!!
ということで、遅ればせながら、昨年も登場いたしました富士見サンヴァーロ
鶴ピカはげ丸くんです。
中々コメント出来ずにごめんなさい��
改めまして、研修お疲れ様です。研修も終盤に差し掛かりましたね。
ブログを拝見していると、とても良い経験をされていると感じています。
残りの研修期間、一つ一つの出来事を大切にしてくださいね。
こちら富士見では、お二人の送って下さるブログを社員それぞれが、楽しく
見ていますよ��
疲れが溜まり、風邪をひかないように気を付けてくださいね。
鶴ピカはげ丸さん、コメントありがとうございます!
削除本当に貴重な体験を頂き、心から感謝しています!
残りの研修期間、その時の時間を大切にして、学んで、楽しんでいきたいと思います! 引き続きブログも頑張ります!
吉見
秋山さん、コメントありがとうございます。
削除スウェーデン研修の試験面接で試験官だった秋山さん。私の下手な返答も真剣に聞いて下さって。下手でも秋山さんが聞いてくれていると思えたから、最後まで頑張ることが出来たのを、昨日のように思い出します。
そして、スウェーデン研修に行かせて頂き、そのスウェーデン研修も終盤に差し掛かろうとしていることが夢のようです。
出発前、本当に私が行ってもいいのだろうか、今まで行かれた先輩のように何か残すことは出来るんだろうかとすごく不安になった時期もありました。
でも、秋山さんが「行くまでは誰でも不安になるよ。」と言って下さって肩の力が抜け、いつしか、私は私らしくやろう!きっと大丈夫!という気持ちに切り替わりました。
本当に、新浦安、富士見の皆さまには感謝しています。
そして、ブログを楽しく見て下さっているなんて、本当にうれしく思っています。
残り少しになりましたが、ひとつひとつを大切にしていきます。
笑顔で帰ります!
山下
山下 吉見さん、寒いスウェーデンでの特殊な施設の研修ご苦労さまです。紅葉が始まりましたか⁇そろそろ望郷の気持ちになるのはしょうがないですね。島国の人間なのですから、あと10日です、頑張って研修を終えて下さいね。こちらも朝晩は、寒くなってきましたが、紅葉はまだまだです。風邪などひかないように。今井田より
返信削除今井田さん、コメントありがとうございます!
削除あと10日間、大切にして過ごしていきたいと思います!
日本も寒くなってきましたか・・・。お身体には気をつけてください。
吉見
今井田さん、コメントありがとうございます。
削除スウェーデンに来た時より、紅葉が深まり、木の葉の黄色がとてもきれいです。日本もようやく秋めいてきたそうですね。
今年はスウェーデンの秋と日本の秋を感じることが出来そうです。
研修も終盤に差し掛かかろうとしています。一日一日を大切に頑張ります。
今井田さんもお体に気をつけて下さいね。
山下