研修20日目 2019.10.20

　Hej! Det regnar idag.(今日は雨です。)

　昨日の予報通り雨が降っています。なので今日は中で観光できるものをしていこうと思い、最初に国立美術館に行ってきました！

左：王宮。右：国立美術館。

　

館内のエントランス

階段を登っていくと、これまた美しい！

数々の絵画が飾られています。

15世紀から20世紀までの美術品がいっぱいあります。

 　ここは、1886年に開館された美術館で、グスタフ3世がスウェーデンに寄贈した王室のコレクションを保管しています。15世紀以降のコレクションに加えて、スウェーデンで最も重要な美術館になったと言われています。そして去年の10月にリニューアルオープンをしたそうです。無料で入れて色々な美術品を見ることができ、目を肥やすことができたかなと思います(笑)。

私が気に入った「Gamla biblioteket(古い図書館)」

こんなところで本を読んだり、休んだりするのもいいですね～。

　その後にストックホルム中央駅付近を散策してから、今日は「ストックホルムオープンテニス」の決勝戦の日なので見にいってきました。

左：チケット。右：センターコート。

　チケットは立見席で頼み、約350クローネ(約4500円程)で入りました。入ったときにはちょうど試合が始まっていて、立ち見でも十分楽しめしました。そして中々の見ごたえのある試合でもありました。

私が応援していた選手、カナダのデニス・シャポバロフ選手。

サウスポーで210キロ越えのサーブを繰り広げる！

 　ここでどうでもいいと思いますが、一応私が応援していた選手について少しだけ説明しておきます。デニス・シャポバロフ選手は、世界ランク34位で、今大会は第4シードで出場されています。日本の錦織選手よりランキングが低いのですが、まだ20歳です！今後の伸びが期待されている選手の一人です。

　結果、シャポバロフ選手がストレート勝ちし、優勝しました！おめでとうございます！これからの活躍、期待しています！

イケメンで強かったです！

こんなに強い選手なのに「以前から音楽(ラップ)の道を進むことが夢だった」とも言っていたそうです(笑)。

 　試合観戦後、以前寄った「ビヨルン・ボルグ」の店に立ち寄りました。店員に色々聞いたら、「(元々20%OFFで売り出していますが、)40%OFFでいいよ！」と言ってくださいました！なのでその勢いで、ズボンを買っちゃいました！「ビヨルン・ボルグ」というメーカーはスウェーデンにしかなく、日本はもちろん、他ヨーロッパでも売られていないそうです。そう考えると、テニス好きの私にとって一つの思い出となるものだなと思いました！　Tack så mycket!

吉見

山下です。この2日間のお休みについてお届けします
1日目はストックホルム市庁舎のガイドツアーで豪華な内部を回ってきました。
見学のハイライトはブルーホールと黄金の間。
ブルーホールは毎年12月10日に開かれるノーベル賞授賞晩餐会の会場になるそうです。建設当初、壁は青く塗られる予定でしたが、赤レンガがあまりにも美しかったことから、赤レンガのままにして名称だけが残ったそうです。

８００万個の赤レンガ！

 黄金の間。1800万枚の金箔モザイクで飾られた壁面は豪華絢爛。一番奥に描かれているののは、ストックホルムの擬人像であるメーラレン湖の女王。ノーベル賞受賞パーティーの舞踊会広間として使われているそうです。

ノーベル賞受賞パーティーの舞踊会広間

市庁舎はストックホルムのシンボル。メーラレン湖に面した市庁舎は、「水の都」にふさわしい優雅で厳粛な気品漂う名建築。
タワーの先には、スウェーデンを象徴する「3つの王冠」が就いています。

レンガ造りの市庁舎

ストックホルムの象徴”３つの王冠”

敷地内は立ち入りが自由で、向こう岸にセーデルマルムが見えます。
結婚記念写真を撮っている新郎、新婦さんがたくさんいました。
”Heatfelt congratulations!”

市庁舎敷地内

アーチがステキです。

セーデルマルムが見渡せます。

たくさんの人で賑わっていました

2日目。トラムに乗れる～。
黄色く染まった紅葉を眺めながら、終点ベルマンスロ停留所までゆったりと景色を楽しめます。トラムには新しい車両（路線7）と。運行本数が少なく、その昔走っていたクラッシックな車両（路線7N)があって、トラムを待っている間に、クラッシックな車輌が走ってきて、とてもラッキー。色は水色で車内も昔ながらの緑色の座席はそのままに、張り出されている広告までも昔のもの。タイムスリップしたような感覚がほんのひととき味わえました。

クラッシックなトラムが。

車内は昔のまま

そして、ベルマンスロ停留所で降りて歩くこと5分。広大はローゼンダール　トレードゴードが目の前に現れます。私がストックホルムで一番行きたかった癒しのガーデンカフェです。
広々としたガーデンには、菜園や花畑の手入れをしているスタッフの姿も見えました。白い木枠の温室が点在しています。カフェには、オープンサンドイッチや焼き菓子が並び、おいしそうな料理をトレーに載せて。オーガニック素材にこだわった料理は、質の良い素材そのものを生かした、身体が喜ぶおいしさです。
ガーデンで摘んだ落ち葉でつくられたリースがまたステキです。どこを見渡しても写真に収めたくなります。ローゼンダールオリジナルのリンゴの樹のロゴ入りエコバッグをお土産に買いました。
温室で炊かれた暖炉で温まりながら、ガーデンカフェでのひとときを、堪能しました。
私はストックホルムで一番好きな場所かもしれません。
日本に帰るまでにもう一度行きたいな～。「ローゼンダール　トレードゴード」

黄色のじゅうたんがステキ

「ローゼンダール　トレードゴード」

窓辺には赤い実が。

さくらんぼみたいでかわいい～

野菜はすべてここの畑で採れたものです

シナモンロールのいい香り～

ケーキもすべて手作り

たくさんの種類の焼き菓子

どれもおいしそうで迷います！

１カットの大きいこと

レジカウンターもステキ

レバーペーストのサンドイッチを選びました

暖炉で室内で温かいです

ガーデンから採ってきたのでしょう

落ち葉のリースもステキ！

こんなアレンジもいいですね

　　　　　　　　　　　　　


帰りもトラムに乗って、次の目的地は石畳の古い街並みガムラスタン。
途中、騎馬や楽隊によるパレードに出くわし、なんて幸運なんでしょう！
王宮の中庭では衛兵交代式が行われ、すごい人込みです。遠くから眺めていると、背の高いスウェーデンの男性が「撮ってあげるよ！」と交代式の写真を撮ってくれました。
タクソーミュッケ！
スウェーデンの人達のさりげない優しさと笑顔はこころを温かくしてくれます。

騎馬や楽団によるパレード

衛兵交代式

ストックホルムを代表する見どころが連続する、ゴールデンルートへ。
まずはフィンランド教会。有名なのは教会ではなく、裏庭にたたずむ”アイアン・ボーイ”の像。高さわずか14㎝ほどの像は、その愛らしさから市民から大人気。

”アイアン・ボーイ”

頭をなでで、「無事研修が終わりますように・・・」

どんどん行きますよ～。次は大聖堂です。
ガムラスタンのランドマーク。
現在も王室関係行事が行われています。内部見学もでき、キリスト教の聖人、セント・ジョージによるドラゴン退治の像の木彫は迫力がありました。

”大聖堂”

ドラゴン退治の像

リッダーホルム教会。
高い尖塔をもち、ひときわ目立ちます。13世紀半ばに、フランシスコ会修道院をして建てられのが始まり。透かし彫りのような塔はネオゴシック様式で、過去2度の火災で焼失し、1846年に再建されている。歴代国王、女王が眠っています。

”リッダーホルム教会”

厳かな雰囲気

ドイツ教会。
バンサ同盟の商人によって1648年に建てられた。何度も改築され、現在に形になったのは1887年。

”ドイツ教会”

ノーベル博物館。
日本人受賞者の足跡もここに！端末画面の様子。写真は医学・生理学賞の山中伸弥氏。
つい最近ノーベル科学賞に日本人　旭化成の吉野彰氏が受賞され話題になりましたね。

医学・生理学賞の山中伸弥氏の端末画面も。

”ノーベル博物館”

最後に「カフェ・コッペン」でフィーカ。
ガムラスタンを象徴するレンガ色とクリーム色の建物の１階にあり、にぎわっていました。チーズケーキとコーヒーを頼みました～。
ストックホルムに住む陶芸家作のカップがステキです。

クリーム色の建物の中に”カフェ・コッペン”

チーズケーキとコーヒーと注文しました

さいごに。
私と同時期に舞浜倶楽部で仕事をスタートした友人、布留川泉さん。
現在、イギリスに住在していて、「日本は遠いけどスウェーデンだったら2、3時間で行けるから。」と会いに来てくれました。そして、この2日間、一緒にストックホルムを旅することが出来ました。

私を励まし、迷っている時はそっと背中を押してくれる友人であり、彼女の存在は私の原動力です。いつも感謝の気持ちでいっぱいです

2泊3日といういう短い滞在期間でしたが、一緒に過ごせてこんなに幸せなことはありません。こんな贅沢な日を本当にありがとうございました。

布留川さんと一緒に。

市庁舎内で。

最後は３人でオールビックのイタリアン料理へ。

明日からまた頑張れます！
今日という日にも、感謝して。
山下